タイトルにも書いてあるように、特に一曲目と三曲目は一般的なテクノ数十曲位に値する程のアイデアが、惜しみなく注がれている。一曲目のガンツグラフ、これはまず映像抜きで堪能してもらいたい。
なぜならば、映像の完成度が余りにも高いため、曲だけを聴いたときに創造するであろう自分のイメージを損ないかねないからである。
この曲は聴いてもらえば分かるように、雑音とも捉えられそうだが、耳を澄ませて、そして集中して聴いて欲しい。
段々と曲の構造が見えてきて、そこには知的に構成された音の建築が存在するのだ。
映像については、作り手のイメージが妥協なく表現されている超秀作なのだが、ここでは敢えて言及しないでおこう。
三曲目に関しても同様、初めは比較的分かりやすい(といっても一曲目に比べてだが)ブレイクビーツだが、終わりに近づくにつれテンポも加速してゆき、リズムがあるのかどうかすら判定し辛くなる。
しかしこちらも集中して聴くと、どうなっているのかが解る。
あとは御自分の耳で確かめていただきたい。