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Game of People―アジアカップ&ユーロ2004超観戦記 (サッカー批評叢書)
 
 

Game of People―アジアカップ&ユーロ2004超観戦記 (サッカー批評叢書) [単行本]

西部 謙司
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

出版社 / 著者からの内容紹介

「二つの大陸をかけめぐったサッカーの喜怒哀楽」ジーコ・ジャパンとヨーロッパサッカーを読み解く。鋭いアングルから描く、フットボール観戦記。

内容(「BOOK」データベースより)

二つの大陸をかけめぐったサッカーの喜怒哀楽。「笑う人、怒る人、悲しむ人。ぜんぶサッカーのしわざです」。鋭いアングルから描く、フットボール漂流記。

登録情報

  • 単行本: 255ページ
  • 出版社: 双葉社 (2004/12)
  • ISBN-10: 4575297615
  • ISBN-13: 978-4575297614
  • 発売日: 2004/12
  • 商品の寸法: 18.8 x 13 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 126,738位 (本のベストセラーを見る)
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11 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
手錬のサッカー記者、西部さんの最新刊。サッカーマガジンでの連載がなんだか「辞典」になってしまって困惑していたのだが、ここでは彼の名調子が読める。

今回は、去年行われた二つの国際大会のレポートが中心だ。書店で見かけたとき、終わってしまった大会のことなんて・・・と一瞬思ったのだが、これが意外に(失礼!)面白い。今、日本代表を書かせたらこの人の右に出るものはいないかもしれない。

本書はタイトルどおりアジアカップパートとユーロパートで構成されていて、それぞれ完成した作品として読める。とりあえず前半がオススメ(後半も悪くないが、ページの半分がカタカナというのはちょっと辛い)。練習と試合を一つの流れで見て、ジーコの長所と短所を指摘し、中国の観衆のブーイングを「観戦に不慣れなだけ」と冷静に観察する。ところどころに「う」で始まる人ではないかと思われる悲嘆慷慨派の記者が出てきて、軽くいなされているのも楽しい。

そして、やっぱり泣き所が用意されている。山場はヨルダンとの試合のPK戦のシーンだ。「ただ、姿勢の問題である。覚悟のありようである。単なる悪あがきではない。日本代表チームは、死の瞬間まで、生ある最後の瞬間まで、ただ前のめりに生きることに決めたのだ」(p78)という言葉に、「サッカーを生きること」の哲学が込められていると思った。この言葉を読むためだけに買っても、多分損はないです。

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By ib_pata VINE™ メンバー
形式:単行本
 ジーコジャパンは語りにくい。ジーコが要求しているのは、ごく当たり前のことを高いレベルでもクールに実践しよう、ということなんだから。これまでのように、知られていない戦術を解明する、みたいなアプローチの仕方はできないわけだ。ということで、必然的に、こうした観戦記みたいなスタイルで、ジーコジャパンの日常を追いかける中で、その真実をかいま見よう、という手法がとられることになる。結論的にいえば、この本はそうした手法の中では秀作に入ると思う。

 ジーコ・ジャパンの練習はダラダラと始まるという。そしてトゥルシエがフラットスリーのシャドートレーニングを飽きずにやったように、シュート練習だけは飽きずに繰り返す。ジーコは「シュート練習は歯磨きのようなものだ」といっている(p.19)。しかも、そのバリエーションはあまり多くはない。中学生がやるようなイージーなものだという。しかし、それでいいらしい。なぜなら「難しいシュートを決めろとは言わない、決定的なのを確実に決めることが大事なんだ」から(p.22)。試合が90分あるならば、練習みたいなイージーなシチュエーションは2、3回生まれる。それをすべて決めれば負けはしない。そして、シュートの際は「落ち着いて、GKを見て、しっかりボールを見て、ベストフォームで打て」(p.22)。『ジーコの考えるサッカー〈LEVEL2〉』で小山道雄さんが書いているように「ジーコは彼の長い現役生活を通して、その『基本としてあるべきことがら』を実践してきた。だらかこそ、彼、ジーコは偉大なんだ、と私は思っている」ということを改めて思い知らされる。

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形式:単行本
対象から距離を置いた冷静な視点と、洒脱で抑制の利いた表現が持ち味の筆者による一冊であるが、書名になんで「超観戦記」と「超」の字がついているかは意味不明。
 前半部分では2004年7月に行われたアジアカップ04を、後半部分で同年6月のヨーロッパ選手権を扱っている。
 本書において「観戦記」(超かどうかはともかく)と呼べるのはそのうち前半部分のみ。
 後半のユーロ編では、出場国のうちポルトガル、イングランド、オランダ、ドイツ、イタリア、スペイン、フランス、ギリシャを各章でとりあげているが、どちらかと言うと各国の戦いぶりを総括したエッセイに近い。中には、まるで「観戦部分」が無い章だってある。
 各章での叙述に踏み込みが浅く、「発見」は見出せない。
 ということで本書のメインディッシュはアジアカップ編なのである。
 アジアカップ編で筆者は、試合毎に強まる反日ブーイングを浴び、苦戦を続けながらも勝ち上がり、ついにはアジア連覇を成し遂げるジーコジャパンの足跡を追いながら、この代表チームのありようを、監督ジーコのありようを浮き彫りにしていく。
 就任以降、その指導力、采配ぶりには疑問符のつきまくっている、その割りには何故か「結果」は出し続けているジーコ監督。「神様」およびその後ろ楯に鎮座する「キャプテン」への遠慮からなのかメディアの筆鋒も前任者へのそれに比べれば随分とマイルド(というか玉虫色)。そんな中で僕たち一般ピープルもジーコさんをどう「評価」すべきか、判断に迷ってしまうわけで。
 筆者は本書の中で、とりあえずその「評価」に対する指針を示してくれている。
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