相田裕「GUNSLINGER GIRL」14巻。物語も大詰めです。
ぺトラを含め、フラテッロ達の顛末と、そこに存在する物語と、人間の生き様と。
その過程と結末が非常に生々しくも、
でも昔からの読者としてはとても納得も出来る形で描かれている。
何がキャラにとって幸せなのか
何が人にとって幸せなのか。
勿論そこに答えなどはないが、結局の所誰もが誰も満足出来る人生を送れた訳ではない
しかしそれでも今作に於けるキャラ達の生き様やこの巻で描かれている様々な決着のシーンは
どれもこれも悲哀に満ちつつも、不思議と充足感も受けるような・・・
そんな数々のハイライトは是非読んで確かめて欲しい。
上手く纏まっているとも思うので。
真に迫る描写の数々に胸を打たれつつ
本気の戦闘、
本気の生き残りゲーム、
キャラに対する甘やかしは一切なしで完璧に楽しませてくれた印象の14巻。
普段はそこまで感情を表に出さないリコの必死な叫び、ヘンリエッタの選んだ最後、
ぺトラとサンドラの物語と・・・感じるものが多いのは勿論のこと、ここまでの過程だったり
それぞれの想いを知った上で読んでいるので
一つ一つのシーンが見逃せない、
極上の一冊。
正にガンスリの真髄とも言うべきスリリングなラスト・シリーズでした。
不思議と悲しみや喜びといった感情よりも
それぞれの顛末に立ち会って、何故かそっと胸を撫で下ろすような、見届けられた事に感謝するような。
そんな14巻目、一つの集大成でした。残りはフィナーレを待つのみ。
ここまで読んできたからには絶対に読ませてもらいます。楽しみですが、やや寂しくもあり。
最後までガンスリらしさを貫き通して描いてくれた作者には本当に感謝してます。