一般的にアニメソングには
主題歌・挿入歌のように実際に本編で使用される曲と
イメージソングやキャラクターソングといった
企画アルバムやサントラに収録するために作られて
本編で使用されない曲と2種類があります。
収録されていない曲があるという批判がありますが
このBOXのコンセプトは明確で、収録を主題歌・挿入歌に絞っているようで
本編で使用されなかったイメージソングやキャラソンの類は
完全にカットされています。
同じサントラ収録曲でも、VガンダムやターンAはほぼ全曲近く収録しているのに
GガンダムやガンダムW、ガンダムXの主題歌以外の曲が殆ど未収録だったり
SEEDのラクス以外のキャラソンがごっそり欠落してるのはそのためでしょう。
個人的にはその辺のキャラソンには馴染みのないものの方が多いですし
中古でも捨て値で売られているようなCDに収録されてるこれらの曲まで
完全収録してしまうと、CDの枚数が膨れ上がって
さらにBOXの値段が上がることは間違いありません。
反対に値段を抑えるために挿入歌も省いて主題歌のみの収録にしてしまいますと
「哀戦士」や「銀色ドレス」や「いくつもの愛をかさねて」といった
主題歌並みに知名度の高い挿入歌もカットしなければいけなくなるので
今回のように「主題歌・挿入歌集」という形にしたのは正解ではないでしょうか。
ガンダムシリーズの主題歌に関してはシングルスヒストリーや
コンプリートベストといった主題歌集が何枚も出ていて
それらがあれば大半は網羅できるのですが、ターンAやガンダムフォース等
シングルにしか収録されていない主題歌やメーカーの違いで同じ作品の曲なのに
OPとEDが別々のCDに収録されている…というものもありますので
それらを個別に集めてCD-R等に編集する手間を考えますと
こういう形でまとめて収録したBOXが発売されたのは大いに意義があるとだと思います。
商品自体については、折込式のケースのせいでCDが取り出しにくいことや
解説書が重すぎて読みにくいので、曲目と歌詞を書いた冊子を解説書と
分けて欲しかったことなど多少の不満が残ます。また特殊仕様CDのようですが
音圧が少し変わったかな?という程度でいまいち高音質化している感じがしないので
通常のCDにしてもう少し値段を下げても良かったのではないかと思いました。
最後になりますが、収録曲のうちバージョン違いが2種類あるものについて
「いまはおやすみ」はシングルスヒストリー1に収録の間奏にセリフの入ったバージョン
「Z・刻を越えて」はシングルスヒストリー3に収録の前奏の短いバージョン
「BEYOND THE TIME」は8センチシングルに収録された後奏の長いバージョン
(サントラ収録の同曲は後奏がカットされてます)が収録されてます。
また、ディスク4に収録の「風にひとりで」「めぐりあい」の2曲は
井上大輔氏のセルフカバーのようです。歌い方が違うので一瞬別人かな?と思いましたが。