完成度は高いと思います。
GFFシリーズはGFFNへとリニューアルしましたが、最初の二作は試行錯誤の段階だったのだということがこのリゼルを手にするとわかります。
まず、今回は賛否両論のあった金属パーツが使われておらず(ピン類は除く)、基本的にABSを主体とした樹脂部品でできています。そのためエッジの造形がシャープで、カッチリと動いてくれる上に可動範囲もGFFの割に広いです。もちろん部品のポロリも無し。
塗装の状態も安定していて、以前のように個体によって仕上がりに大きな差があるということもないようです。
と、ここまで書いたところで、従来だと「ただザンネンなのは…」という展開になるのですが、このリゼルについてはあげることがありません。少なくともこれまでGFFシリーズの定番的な弱点だった部分がかなり克服されているようです。あえて言うなら「なぜリゼルでこのクオリティ?」という便所の電球100ワット的なもどかしさでしょうか。
リゼルというチョイスが消費者にどう判断されるかはわかりませんが、上述の通りデキ自体はシリーズの中でも高く、「これこそユーザーがまさに求めていたGFF」というイメージに結構近づけてきたのではないかと思います。その意味ではこのリゼルはこれまでのシリーズの集大成にして、真の出発点とも言えるのではないかと思います。これからの商品もこのクオリティで出してくれることを個人的には期待します。
ちなみに、プラモデルのように扱うことができない難しさはありますが、「素材」としての魅力も十二分に持っており、色々とイメージを刺激させられました。それから、WR時の機首を180度反転してつけるのは個人的デフォなのですが、隊長機仕様でこれをやると、リガズィ・カスタムのようなリアビューになります。また、背部スラスター受け軸の下端を削るとウィングの可動域が広がり、百式のバインダーのようにすることができました。(試される方は自己責任でお願いします。)