作品としてのクオリティーが大変高く、彼自身とそれを取り巻く表現者達のセンスの良さが伺える。
本作品は 『 布袋寅泰 』と『 藤井丈司 』『 HOPPY神山 』で音の構築を行っており、作詞に LONDONでの活動で定評のある
写真家の『 ハービー山口 』氏が作詞を行っている。
ジャケや、CD(LP)盤面においてもアーティスト性が感じられる造りとなっている。
作品自体が、けして実験的なモノではなく 『 布袋 寅泰 』と言うフィルターが、あってこそ出来上がったものと言える。
作品自体が、デジタルチックな創りだが、実はアナログ的手法で手掛けており、布袋が弾くGUITARは、音が カチッとはまる様に、感覚で何秒後に音を定位置に成すことが出来るなどの彼の音の感性で作曲等を行っている。
初めて、このタイトルのアルバムを聴いた時から、かなり立つが、今でも、このアルバムを聴いた時の衝撃は忘れられない。
腐るほど溢れては消えて行くアルバムの中で、1,2曲は良いと言えるものは数多くあるが、この『 GUITARHYTHM 』は捨曲なしとオススメ出来る。
これだけ創り込まれている このアルバムに出会えて本当に良かった。
今、何か音を探している人・音を堪能したい人・若い世代の作曲者・・・に、ぜひ聴いて欲しい、このタイトルの『音』達に、酔いしれて欲しい。
また、布袋には、この様な作品を創って欲しい限りだ。
色々な洋楽(打ち込み系やテクノ DAFなど)を聴いて、これに戻ると、また違った味わいも出来ます。
売り上げを気にせず、自分の感性を信じて出来た名盤とも言えます。
個人的に 4.の『 MATERIALS 』の あの妖しい音の旋律は最高にイカレてて特に良い。
ドイツ語的発想の 6.のWIND BLOWS INSIDE OF EYES の囁きにも似た
語感や、7.WAITING FOR YOU の駆け上がるGUITARの音色も良い。
1. LEGEND OF FUTUREの 映画のプロローグ様の始まり、11.A DAY IN AUTUMN はエピローグで静かに終曲を迎える。
『ONE DAY IN AUTUMN I SAW AN OLD LADY SITTING IN A CAFE WAITING FOR HER TEA・・・・・』
(秋の日 カフェに座り お茶を嗜む 年老いたお婆さん 話しかけるものは誰もなく、ただ一人・・・・ )
ONE DAY IN AUTUMN の冒頭の歌詞だが、なんて情緒のある歌詞にメロディーなんだろうか・・・と、今だ思ってしまう。