日本でも多くのユーザーに遊ばれているようで、コンソールでは日本語版も出ているFallout 3。そのFalloutシリーズの初期作品を収録したDVD-ROMです。
具体的には、第一作のFallout、そしてFallout 2、Fallout Tacticsの三作が収録されています。私はFallout 3が出てから本作品をプレイしました。
しかしTacticsについては、ストーリー的に2の正当な続編ではないらしく、またRPGでないためプレイしていません。
このパッケージ版の動作環境OSはWin98からVistaまでをカバーしています。私は初め、Win7にインストールしてやってみました。
しかしゲーム自体は起動し操作もできるものの、色が正しく表示されませんでしたので、XPでやりました。Vistaでは未確認です。
お話の時系列としては、Fallout → Fallout 2 → Fallout 3となっています。
Falloutは、2162年開始で、アメリカ西海岸が舞台です。2はそれから約80年後のストーリーで、Falloutの主人公の子孫が主人公となります。
2では、1よりも北方の地域がメインの舞台となります。1に出てきたマップも若干登場し、また1で登場したキャラもその数はほんのちょっぴりだけ、老人となって登場している人もいます。
ゲーム全体としては、1も2もシステムはほぼ100%同様ですが、若干違う部分もあります。
ところで、Fallout 3と比較すると、登場するアイテムや世界観は共有されていますが、ゲームプレイとしては感覚、雰囲気ともに全然違います。
第一に3Dではなく、見下ろし型の2DのRPGです。キャラクターの移動はドラクエのように操作します。
他のキャラクターに話しかけたり、周りの環境を調べたりと、これは普通のRPGと同じ。
敵との戦闘はマップに現れているNPCに近づくと、そのまま同じマップで戦闘、という風になります。
Pip-Boyも存在します。ただし3000ではなく、2000です。Pip-Boyの内容は3でのものとほとんど変わりません。
個人的には3の3000よりも1、2の方が操作はしやすいという印象が残っています。3と大きく違うのは、1、2ではPip-Boyのアラーム機能を使って休息ができることです。
キャラのステータスも3と変わらず、StrengthやEnduranceなどのSPECIAL、Big GunなどのSkills、そしてPerksがあります。
ただし、Perksについてはレベルが3の倍数に到達する毎にしか選べません。また1、 2にはあるが3にはないSkillsやPerksがあり、その逆の場合もあります。
戦闘については、シミュレーションゲームでのそれと考えてもよいでしょう。ステレオタイプ的なターン制の戦闘です。
それゆえ、3のV.A.T.Sのようにリアルタイムの戦闘を停止させ部位に狙いを定める、というのはありません。
ただし、これは部分的には間違いであり、3と同じく、1、2でも部位攻撃はあります。3に比べるとヒット率やクリティカル率が大分低いと感じました。
また、3と同じく、アクションポイントがありますが、これは自分のターンにおいて何回攻撃できて、何歩動けるかなどに反映されます。
3では、理屈上ではV.A.T.Sを1度も使わずともFPS感覚で戦闘が可能に思います。
しかし1、2では、戦闘時のすべての振る舞いが(武器の切り替え以外)アクションポイントの消費につながるので、戦闘の具合によっては良く考えて行動しなければならないでしょう。
以上からも察しがつくかもしれませんが、ゲームの難易度としては、3よりも確実に難しいです。
上述の通りPerksが3の倍数のレベルでしか選択できません。武器のヒット率が低いです。
ターン制の戦闘なので、3のようにゴリ押しで切り抜ける(逃げる)なども、ほぼ不可能。Difficultyは3段階ですが、私は最もやさしいEasyでやりました。
特に戦闘に関して、個人的にはアクションポイントの量に反映されるAgilityは高い方がお勧めです。でないと、戦闘での攻撃回数が少なくなってしまい、ストレスがたまってしまうかもしれません。
また、RadAwayを使っても3みたいに即刻放射線量は減りません。使った後、時間の経過とともに徐々に減っていくことになります。
しかし、あまりにも線量が高い状態で使っても、安全水準に達する前に薬の方が追い付かず、死んでしまうかもしれません。
最後、英語の方はテクストの量は多い方に感じます。加えて、TOEICなどの英語資格試験で出るような単語をいっぱい知っていても、手に負えない単語も数多くあるように感じます。
昔の作品なので、重要キャラ以外には顔グラも表示されず、テクストだけです。重要キャラについては、顔グラと音声も伴います。
ちなみにマニュアル(PDF)のページ量が半端なく多いです。個人的には過去、Dragon Ageのページ量にも少し気が重くなりましたが、Falloutはそれの3倍くらいの量があります。戦闘の説明を重点的に読めば良いかと思います。
あとは、かつての洋ゲー独特の、日本のゲームとは違った無味乾燥さみたいなのが漂っています。
ゆえに、3をやった人ならば話は繋がっているがそれとはまったく異なるゲームスタイルでも苦にならない、とかRPG好きで洋ゲー独特の雰囲気も大丈夫、という人はぜひプレイすると良いでしょう。