ポップでロックな『ダーティ』よりも、こちらの『GOO』のほうがクールにリズムを奏でる感じです。ボーナス・トラックには、ポエトリー・リーディングも含まれていて、大衆的なニルヴァーナに対して、知的なソニック・ユースの持ち味が最も発揮された作品でしょう。
まず、このデラックス・エディションは価格は高いのですが、オリジナルと違って、ボーナス・トラックの種類が違います。すなわち、このデラックスには、アウトテイク、カップリング、デモ、リハーサル、未発表曲が収められているの対して、オリジナルのほうには現在、ライヴ録音が収められています。
次に、リマスターされないままのオリジナルと違って、このデラックスはリマスターされています。音がいいです。
しかし、日本盤の問題として、『ダーティ』、『デイドリーム・ネーション』のデラックスに引き続き、このデラックスも、オリジナル収録のディスク1−11までしか歌詞・対訳がついていません。2−14,15なんてかなりことばを語っているのに、です。
とすれば、もうオリジナルの日本盤をおもちのかたは、このデラックスは輸入盤を買えばいいのです。でも、平常、日本盤と輸入盤との価格差はあまりないので、日本のレコード会社もボーナスに歌詞・対訳をつけずとも日本盤も売れると思ってつけあがっているのですが、ぼくは日本盤を買ってしまいました。