「赤い鳥」の大ファンでした。PPMサウンド風のとても洗練されたステキなコーラスに憧れたものです。
解散後、結成された「紙ふうせん」の二人が選曲したこれらの40曲は、この夫婦デュオの長い歴史を飾る軌跡の記録でもありました。温かい愛情が伝わってきます。日本のフォーク・デュオとして一番長く活動しているグループのベスト・アルバムです。いいですね、本当に。
懐かしい「翼をください」を紙ふうせん&フレンズのメンバーの演奏で聞かせてもらいました。サッカーの応援歌として今再び若い方にも親しまれているのは、この曲の持つメッセージの大きさにあると思います。「赤い鳥」のオリジナルの雰囲気を壊さず、曲のイメージを大切にした山本光男のポップなアレンジで、ステキに歌っていました。
「紙風船」も好きな曲です。黒田三郎の言葉を選び抜いた詩にシンプルなメロディとハーモニーをつけた曲ですが、いつ聴いても聞き惚れます。バックコーラスもいいですし、アコースティックな伴奏がまたいいです。
「竹田の子守唄」の冒頭のコーラスには驚かされました。後藤悦治郎の編曲ですが、この曲に対する熱い思いと凄みすら感じました。平山泰代の透明な声は、メロディもオブリガードにもなくてはならないものです。3つめのフレーズは知らない歌詞でしたが、訴えるものがあります。後世に伝えるべき名曲であるのは間違いありません。