センチメンタル・シティ・ロマンスのファースト・アルバムは評価が二分した。ニューミュージック・マガジンでの評価が、結果的に2ndアルバム『ホリデイ』でリズム隊のメンバーチェンジを招く結果になったと記憶している。音感の鈍い私にはその意味がよく分からないままだが、ファーストを聴いたときに、ロスアンジェルスはきっとこんな感じなのだなと思ったし、セカンドでも心地よさはそのままで、好きなアルバムに違いなかった。そして、そのファーストとセカンドにボーナストラックが加わった全29曲のこのアルバムは、まぎれもなく好企画盤だ。
アルバムジャケットに描かれた空の青さのようにサウンドはとてもさわやかだし、これらの心地よいの音楽につつまれていると、それは聴くもののホリデイだ。
これ以降のセンチは運にも恵まれなかったように思う。しかし、そんなセールス面での評価とは無縁に、独自の活動でアルバムも制作し活動を続けていることが嬉しい。ぜひ、ここからセンチメンタル・シティ・ロマンスと一緒の旅に出発を。