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GO (講談社文庫)
 
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GO (講談社文庫) [文庫]

金城 一紀
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (100件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

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 「これはオヤジでもなくオフクロでもなく、僕の物語だ」。都内の私立高校に通う在日コリアンである主人公「僕」は、ダンスパーティーでコケティッシュな魅力をもつ「在日ジャパニーズ」の女の子に出会い恋に落ち、そして…。

   在日コリアンたちを取り巻く複雑な状況が織り交ぜられているものの、「僕の物語」すなわち本作の根幹は、たわいもない恋愛物語だと判断することもできる。しかし、この物語が、根強く残る差別に対する抵抗の物語でもイデオロギーによって引き裂かれた民族の悲劇の物語でもないところに、著者と著者が代表する「在日」の新たな世代の志向を伺うことができよう。国籍を「在日朝鮮人」から「在日韓国人」に変え、やがて「在日」あるいは「国籍」という枠の外にある広い世界を志向する主人公の思いは、父親がスペイン語でつぶやくこの言葉に象徴されている。「僕は、韓国人でもない、日本人でもない、ただの根無し草だ」。

   恋のてんまつはいささか安易すぎる感もあるが、主人公をはじめ、元プロボクサーである父親、主人公と同じくアイデンティティーの揺らぎに悩む朝鮮民族学校時代の同級生たちなど、どの登場人物も、人物造形が確かで生き生きと描き出されている。本作で直木賞受賞作家となった著者は、自らを「在日韓国人」ではなく「コリアン・ジャパニーズ」と称しているが、呼称はどうあれ、「日本の内の他者」として培われたその鋭い視点が彼の創作活動にとって大きな武器となっていることは間違いなさそうだ。(梅村千恵)

商品の説明

第123回(平成12年度上半期) 直木賞受賞

登録情報

  • 文庫: 252ページ
  • 出版社: 講談社 (2003/03)
  • ISBN-10: 4062736837
  • ISBN-13: 978-4062736831
  • 発売日: 2003/03
  • 商品の寸法: 14.6 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (100件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 366,840位 (本のベストセラーを見る)
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13 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By Z? VINE™ メンバー
形式:文庫
金城一紀氏による直木賞受賞作。

主人公である在日朝鮮人と日本人少女の「青春恋愛小説」である。

「差別」というテーマが常に付きまとうものの、暗鬱な悲壮感は感じられない。

逆にそれを跳ね返すほどの主人公のエネルギーが溢れ出している。

その主人公も博学で、セリフの一つ一つはとても面白い。

さらに主人公の友達や母親といった登場人物達も生き生きとしていて気持ちよい。

だからテーマにも関わらず、全体的にとても明るく伸び伸びとした印象を受けるのだろう。

名脇役は主人公の父親。

元ボクサーで、博学で、スペイン人になりたかった父親は言う。

「俺は朝鮮人でも、日本人でもない、ただの根無し草だ」

セリフとしては非常に強がった、突っ張った開き直りのようなものを感じる。

しかしこれは、こういう生き方をせざるを得なかった者の、悲哀の叫びなのだろう。

だが悲観に陥ることの無いところが、いかにも主人公の父親らしい。

また、映画や小説、音楽の引用が豊富なところも良かった。

とにかく、あまりテーマを深く重く捉え過ぎずに、純粋に青春恋愛小説だと思って楽しむ方がいい。
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6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
 杉原と桜井の鼓動が聞こえてきそう。

 青春小説として主人公が自らを語ることからはじまるこの小説は、在日朝鮮人を、差別を、親子、親

友、彼女との関係を通して描く。しかし、テンポ良く軽快なフットワークでテーマが重くなりすぎない

ようにしている。

 そのためか、直木賞受賞作としては、テンポの良さと重さを感じることができる。

 窪塚洋介と柴咲コウによる映画もこの原作を忠実に映像化することに成功しているようだ。

どちらからはいるにしても、気持ちよく青春小説を楽しむことができるであろう。
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
よみもの 2011/1/16
By mistie
形式:文庫
厳然たる事実、人々の思い、そしてこれが現在を作り出しているということ。
その感覚を忘れないために繰り返し読まなくちゃいけない本。
でも、読むたびにすっきりするのもほんとの話。
このレビューは参考になりましたか?
最近のカスタマーレビュー
スピード感はあるが…
他のレビューにもある通りスピード感、サラサラと読める小説だと思います... 続きを読む
投稿日: 3か月前 投稿者: 沢田綱吉
最高です!
疾走感が素晴らしい。
映画も最高です。
この本で金城さんにはまって全部読んでいます。
「映画編」も素晴らしい。... 続きを読む
投稿日: 8か月前 投稿者: ドルフィンドルフィン
青臭さ
在日韓国人である主人公による葛藤、恋愛、友情…。国と国から個と個へと話が展開されています。疾走感と共に青臭さのある内容となっています。... 続きを読む
投稿日: 2010/4/22 投稿者: h
つよくやさしく生きるには。。。
 なかなか小気味良い青春小説でした。

 在日韓国人の少年の話しで、世の中の偏見に負けず明るく生きる姿が清々しいと思いました。
投稿日: 2009/12/9 投稿者: tamadam
GO
在日朝鮮人のストーリー、日本の中の在日朝鮮人の暮らしについて、悩みや日本の法律への葛藤や日本人との恋愛など色々な事が書かれてる小説!著者は、直木賞を受賞経験がある... 続きを読む
投稿日: 2009/9/8 投稿者: もりなおゆき
最低
歌手や作家の名前ばっかり出てきて自分のことばが少ないからダメ。... 続きを読む
投稿日: 2009/7/29 投稿者: バルミロ
個人的には星10個
俺は何人だ。

悲痛の叫びがこんなにも美しく感じられるものなのか。... 続きを読む
投稿日: 2009/2/25 投稿者: タチバナ
「俺は《在日》でも、韓国人でも、朝鮮人でもねえ。俺は俺である事からも解放されたいんだ」
... 続きを読む
投稿日: 2009/1/15 投稿者: ザ・テロル
好き!
最初に読んだ金城一紀さんの作品。
面白いです、とても。
在日コリアンとか出てくるから... 続きを読む
投稿日: 2008/7/29 投稿者: vega
まじいい!!!
先に映画を見ていたので、大体の内容は知っていましたが、やはりわかっていてもおもしろかったです。

差別とかについて考えさせられます。
投稿日: 2008/5/5 投稿者: 太郎
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