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GLOCAL BEATS (CDジャーナルムック)
 
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GLOCAL BEATS (CDジャーナルムック) [単行本]

大石 始 , 吉本 秀純
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,890 通常配送無料 詳細
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商品の説明

レビュー

出版社より
ゼロ年代以降のボーダレスな音楽を集めた世界初のガイド本!

【主な内容】
アメリカやイギリスのアーバン・ミュージックと土着的なローカル・ミュージックが出会う時、そこにはジャンルレスでボーダレスな音楽が生まれます。ワールド・ミュージックやクラブ・ミュージックといったジャンルの区分からハミ出してしまうような個性的な音楽を、本書ではグローバル+ローカル="グローカル・ビーツ"と呼んで紹介します。近年各地のDJたちがこぞって掘り起こしに励み、一躍注目を集めているにも関わらず、誰も手をつけることのなかったグローカル・ビーツの世界を豊富なコラムと重要人物へのインタビューを交え、世界で初めてまとめた画期的なガイドブックが本書です。

【インタビュー】
マヌ・チャオ/アジアン・ダブ・ファウンデーション/クァンティック/ポワリエ/ガスランプ・キラー/マフト・サイetc...

【コラム】
バルセロナのメスティーソ・シーン/久保田麻琴に訊く"演歌的"な響きを持つエチオピア音楽の謎/ZZKを中心に盛り上がるデジタル・クンビア/ニューヨークの移民たち/"グローカル・カルチャー"としてのベリーダンスetc...

【私が選ぶグローカル・ビーツ】
渡辺俊美(TOKYO No1. SOULSET/THE ZOOT16)/ジャイルス・ピーターソン/ALTZ/藤井悟(CARIBBEAN DANDY)/G.RINA/森雄大(neco眠る) etc....


登録情報

  • 単行本: 208ページ
  • 出版社: 音楽出版社; A5版 (2011/3/31)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4861710758
  • ISBN-13: 978-4861710759
  • 発売日: 2011/3/31
  • 商品の寸法: 20.8 x 15 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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「ワールド・ミュージック」っていう言葉は、そのカテゴリーを誰がコントロールしているかによると思うんだ。「ワールド・ミュージック」として捉えられている音楽のほとんどが中年とか中産階級の人たち向けの、礼儀正しくてナイスすぎる音楽だけれど、もっとエッジの効いた、エクスペリメンタルで力強いワールド・ミュージックだってあるわけだし、だいたいさ、「ワールドミュージック」ってなんなんだよ。(byチャンドラソニック[アジアン・ダブ・ファンデーション]本書より)

 これは英国はロンドンのインド/バングラディシュ系移民2世によって結成されたバンドであるアジアン・ダブ・ファンデーションのメンバーの言葉であるが、彼の発言は、「ワールド・ミュージック」という言葉の危うさをよく捉えている。ワールド・ミュージックという言葉は便利で、広い意味で使えば英米の白人と黒人の音楽以外の全ての音楽を扱えるが、その「ワールド・ミュージック」という言葉には、随分以前からその言葉に染み付いたあるイメージがある。彼の言葉を借りれば「礼儀正しくてナイスすぎる音楽」というイメージだ。しかし、実際のところは、現在「ワールド・ミュージック」として扱われている音楽の中には、このイメージを越えてリスナーの度肝を抜くようなエッジーな音楽がたくさんある。そのような、魅力的だけれど、まだまだ日本で紹介されることが少ない世界各地の音楽を紹介するのが本書だ。ここ10年程度の世界中のエッジーな音楽が紹介されている。そのような音楽を、「グローカル(=グローバルとローカルを合わせた造語)・ビーツ」と呼び変えることで、それらの音楽自体の求心力の強さを確認させる。

 監修と、メインの執筆を担当しているのは、大石始氏と吉本秀純氏だ。両氏とも各誌で活躍している音楽ライターだ。クラブミュージックにどっぷり浸かった肥えた耳と、正確な情報で、世界各地の新鮮な音楽を日本に紹介している。大石氏は、現在でも、世界各地に出向いて、現場の音楽を聴き続けている。本書の扱っている地域を白地図で塗りつぶしていけば、濃淡はあれど、ほぼ世界地図が全て塗られる。今最も新鮮な音楽世界地図が出来上がる。
 章立ては、第1章ヨーロッパ、第2章アフリカ、第3章中南米、第4章北米、第5章中近東〜アジア。
 特に、両氏の興味が特に重なる部分で、ここ数年ワールドミュージック界隈で最も熱い注目を浴びている音楽であるクンビアについての豊富な資料は、本書の中でも白眉な部分の1つだ。
 ミュージシャンへのインタビューも豊富だが、特にDJ指向の強いミュージシャンへのインタビューが多く、今、世界的にクラブ音楽ラバーからも、本書が扱う世界各地の猛烈な勢いで進化し続けるポップ・ミュージックが注目されている現状が良くわかる。
 また、本書で大きく取り上げられているマヌ・チャオとアジアン・ダブ・ファンデーションが今年のFRF11に出演することも記したい。
 
 以前はミュージック・マガジンやスタジオボイスといった誌面上でも、世界各地のエッジーな音楽を頻繁に紹介していたが、今はそのようなスペースがほぼ無くなったこともあって、本来ノーボーダーで音楽を聴いている音楽ファン以外に、本書で扱っているような音楽の面白さが文字を通して届く機会が圧倒的に少なくなってしまった。そのような状況で本書が出版された意義は非常に大きい。面白い音楽に飢えているなら、本書は絶対に読んでみるべきだ。間違いなく無数の新発見を提供してくれる本だ。
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7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By exfarm
本書で扱われている音楽についての文献が
現在非常に少なくその意味では非常に貴重です。
特に辺境音楽として近年愛好されている音楽から
さらに辺境に置かれたエリアについても
内容が充実しています。この1冊があれば
不満を感じることはないでしょう。

ここに登場しているのは世界レベルで活躍する
DJやミュージシャンが多くそのため
「発見された音楽」にやや重きを置いていることは
(おそらく編集方針とはいえ)事前に理解を必要とします。
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