つしまみれのニューアルバム「GIVING BLOOD」。インディーに戻っての再スタートになりました。
タイトルから凄い濃ゆいのを想像してたんですが、いや実際濃ゆいんですけど
それよりはもっとラフに、気軽に聴けるロックアルバムになっていて。でも歌詞の内容は全体的に暗め。
ささくれだったサウンドの格好良さだったり、シンプルなメロディの良さ、和を感じさせる部分など
基本的にはアメリカで受けそうなテイストの曲が多く
ブックレットの中身もそういう仕様になっている。湿っぽいというよりは乾いた曲が多くて
その意味でも前作までとは違うタイプのアルバムになってます。
一聴きでパッと来る感じならこっちのが強いかも。
ロックをザクザクと転がしてる感じが非常に格好良く、耳馴染みも良く聴きやすい。何よりライブ向けの楽曲が多くて
まもなく始まるツアーだったりこれからのライブが楽しみになることうけあい。
そんなラフなロックが多い中で、タイトルソングとも言える「献血ソング」、地元千葉ネタ「なmellow」など
勿論いっちゃってる感じの曲もあったりして
そういうバランスの取り方はさすがだと思った。軽く聴けると思いきやディープな部分もあって。
「Doing Nothing」の不穏なバースト感だったり、「ソナタ・ド・アラーム」のメロディの切れの良さ、
「Bryan」「ソラタカク」意外に明るくポップな曲もあったりして。
何気にバラエティに富んでる、面白いアルバムであると思う。
つしまみれは基本的に変なバンドだし、曲のテーマも変わってるけど、歌とか演奏は基本的に上手くて。
そこにはプロフェッショナルさを感じるんだけど、それを敢えて崩しているような気持ち良さがある。
きれいなものをただきれいにやるのではなく
そこに歪みとか毒を含ませている。それでいて初期衝動云々ってバンドでもない。要は真剣に遊べてるバンド。
更に「献血ソング」を聴けば分かるように真剣に音楽に取り組んでいるバンドでもある。
まだまだ全然評価されてないバンドですが、モジャーデビューという事で是非この際に。めっちゃ格好良い。