森永みるく先生の「Girl Friends」が遂に完結した。
2巻発売頃より出会い一気に魅了され、毎度の新刊発売を
今か今かと心待ちにしていた作品の一つが、この「Girl Friends」である。
恋愛要素が絡む百合作品というものは、その多くが
・最初から両想い ・一方が早い段階で恋をしている
の何方かに当てはまると思うが、この作品は1巻丸々使って
友情が芽生える段階から恋愛感情に気付くまでの過程が大変丁寧に描写され、
読む者はGirl Friendsの世界にぐいっと引き込まれてしまう。
毎巻末に置かれた"続きが気になる"ストーリー構成は秀逸の一言で、
うわっ、この後どうなるんだろう…と思い始めた段階で、
貴方にとって決して欠かしてはならない作品の一つになっている筈だ。
シリーズを通して言えることだが、
何気ない一コマが後々の展開にファクターとして絡むような
丁寧な構成は本当に素晴らしいと思う。(ex.13話のすぎさんの紹介等)
そのような伏線もしっかりと回収されているし、
コマ割りはもとい一コマ一コマが丁寧に描かれているので、文字通り"熟読"してしまう。
キャラクターの表情や何気ない一挙手一投足、吹き出しを伴わない発言等
それら全てに感情が込められているので、読む側を全く飽きさせない。
故にキャラが引き立ち、決して少なくない登場人物から誰一人木偶の坊を感じさせない。
5巻の巻末コメントからも伺えるが、作者の作品に対する愛を否応なしに感じてしまう。
これ程までに読者を魅了する所以がそこにあるのだと私は思う。
来年頭にはドラマCDが発売され、今後のメディアミックス展開で
コミックだけに留まらず、あらゆる形でこの作品が知られるのであればファンとして嬉しい限りだ。
最後に、この作品を描き上げた森永先生に惜しみない賛辞を送りたい。