オリジナルが作成されてから時代は流れ、リアルの世界でも様々なテクノロジーが生まれ発展してきた。そのため作品としての見せ方や解釈を変える必要のある部分が出てきたのは事実で、一定の評価ができあがった作品をあえてリメイクするということに踏み切った英断には拍手したい。
しかし追加されたCGシーンは、他の方も語られているが旧作当時の作画技術とは世代の違うもので、そのギャップ・違和感をぬぐい去るまでの調整がなされているとは到底思えない。あえて映像技術をギミックとして見せただけで、オリジナル画像にどう繋ぐかをあまり意識しているようには感じられなかった。
音声に関しては、素晴らしいの一言。クリアさ、臨場感とも文句なし。
だが、オリジナルから長い年月が経過し、声優さんのテンションは当時とはかなり変わってしまっていたと思われる。キャストの変更などは、作品の再構築による新たな解釈から来るものなので違和感ないが、やはり当時の作品としての「熱」は失われていたように感じた。
新旧どちらも所有しているが、作品のまとまりという点から見ると旧作に軍配が揚がるかと。
Ver2.0を謳っている本作が全面リメイクであったとしたら評価は全く異なる結果になったに違いない。