2005年に金沢と佐倉で開催されたリヒター展の内容を知ることができる本です。これらの展覧会自体も,デュッセルドルフやミュンヘンでの展覧会をベースにした内容のようです。
一見すると写真のように描かれたフォト・ペインティングやアブストラクト・ペインティングなど,リヒター芸術の真骨頂を楽しむことができます。ただ,12枚のガラスの作品等,やはり実際の展覧会で見た方がより良さを実感することができるということは否定することができません。
本にはDVDの付録があり,そこにはリヒターのインタビューも収録されています。リヒターはその中で作品は展示の仕方によってその意味合いを変えるということを述べています。私は佐倉で見ましたが,金沢での展覧会にはまた違った意味合いがあったかもしれません。