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GEQ
 
 

GEQ [単行本]

柴田 哲孝
5つ星のうち 3.6  レビューをすべて見る (14件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

1995年1月17日午前5時46分、阪神淡路大震災勃発――。未曾有の大惨事の裏に隠された巨大な陰謀とは……。『下山事件』『TENGU』で読者を熱狂させた著者が贈る、新たなる代表作!

内容(「BOOK」データベースより)

1995年1月17日午前5時46分阪神淡路大震災勃発。事実を積み重ねれば、恐るべき“真実”となる。GEQ(大地震)の裏に隠された陰謀とは?読む者を震撼させずにはおかない驚異の長編ミステリー。

登録情報

  • 単行本: 433ページ
  • 出版社: 角川書店(角川グループパブリッシング) (2010/2/26)
  • ISBN-10: 4048740237
  • ISBN-13: 978-4048740234
  • 発売日: 2010/2/26
  • 商品の寸法: 19.2 x 13.4 x 3.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.6  レビューをすべて見る (14件のカスタマーレビュー)
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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 予言の書?, 2011/8/1
レビュー対象商品: GEQ (単行本)
本書を読み始めたときは、トンデモ陰謀論を膨大な実際のデータでうまく肉付けしてるな、
という程度の印象だった。しかし中盤に差し掛かり、主人公がある事実に気付くくだりを
読んだ瞬間、現実に起きた人類史上に残る大災害との不気味な一致に、不覚にも鳥肌が
立ってしまった。

 「主人公は阪神大震災の陰謀を探る最中、震災後に行われた災害対策基本法や自衛隊法の
  大幅改正に着目するが、その変更内容が異常なほど原子力災害対策に偏重していること
  を発見する。阪神大震災の教訓を踏まえた改正のはずなのに、なぜ原子力災害なのか。
  主人公はにわかに胸騒ぎを覚える・・・」

3.11の災害を予知したかのような偶然?の一致に、私も主人公の胸騒ぎを共有し、しばし
呆然となってしまった。

ちなみに陰謀論以外のドラマ部分は、著者の小説では珍しいくらい陳腐な出来。エンディング
も非常に弱く、ばらまいた伏線の多くを回収しないまま終わってしまっている。が、これは
もしや『GEQ2:東日本大震災編』への伏線なのだろうか・・・世論の批判を考えると、書いた
としても数年は出版できないだろうが。
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 何処までが真実で、何処からが小説なのか?, 2011/8/31
レビュー対象商品: GEQ (単行本)
WikipediaのGEQ(小説)のページには、「フィクションの体裁を取っているが、主幹となるエピソードは全て報道されたことや著者が神戸で被災者から聞いたことに基づいている」と書いてあったので、どれだけの事が書かれているのか関心を持ち、読んでみました。ストーリー展開はとても面白いです。後半部の04年のスマトラ沖地震、05年のパキスタン地震、08年の四川地震をなぜ人工地震と考えることができるかの国際政治経済の解説部分は、素人にもなるほどと納得させる部分があります。最後の上海オリンピックの「鳥の巣」の入場行進のシーンで締めくくっているのも、実際に上海オリンピックをTVで見た者にとってはとても写実的で、小説として素晴しい締めだと思いました。”華麗な嘘で世の中が動いていく”という躍動感を覚えました。

ですが、こと兵庫県南部地震に関する限り、何処までが真実で何処からが小説なのかは中々分かりませんでした。話の核心部分を成している元気象台職員の暗殺事件ですが、日付まで書いてあるので当時の新聞の大阪本社版を朝日・毎日・読売と調べましたが、載っていませんでした。肝心要の部分の確認ができなかったので、裏が取れずといった感じです。形の怪しい船を震災当日の朝に明石海峡で見たとの証言ですが、これは書籍や紙面を飾ることは無かった様なので、これも裏が取れません。ただそのような船が存在するということはネットでは確認することができました。震源が3つあったという話ですが、野島断層のそれがダミー用の1つ目で、明石海峡のそれが2つ目で、神戸空港付近が3つ目という話ですが、神戸市街の縦揺れの凄さから、そのような見方もできるのかなとは思いました。先2つの震源は既に横浜市大の先生が書かれていますが、3つ目の震源については公に書いてあるのはまだ見たことがないですね。しかし、そのような考え方も実際にありそうという意味で興味深いとは思いました。専門家は震災の帯という概念で説明していますが、神戸市直下の断層が動いた訳ではないのに重力加速度を超えるGを受けるのはおかしいと言われれば、そういう見方もあるのかなという感じです。自衛隊の出動が県知事の要請ではなく、担当者間の話し合いで決まったというくだりは他の書籍で確認が取れました。これについてはGEQについて調べていく中で一番びっくりしたことでした。長田区の話については、震災当時からうわさがあった様ですね。これについては流言兵庫という書籍で確認が取れました。

この書籍については、あくまで小説として読み進めるのが良いのではないかと思います。探偵でもない限り、核心部分の裏が取れませんから。
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5つ星のうち 3.0 東日本大震災後の読感 , 2012/2/10
レビュー対象商品: GEQ (単行本)
1985年1月17日に阪神淡路大震災発生。
死者6,434名、負傷者43,792名、被害総額は10兆円を超えた。

震災から13年後、謎のメールによって日系人ジャーナリスト、松永は神戸に導かれる。

地震発生直前に淡路海峡で目撃された謎の船舶、
多くの人が見た真っ白な閃光、
観測された二か所の震源地、
震災のおきる数か月前の描かれていた京阪神における大地震時のシミュレーション、
震災直後に欧米人400人がまるで地震を予知していたかのように用意された大型チャーター船で関空のポートターミナルから脱出、
それらの事実を結びつけることで浮かび上がる国際的謀略の影。

その後も世界を震撼させるGreat Earth Quake(GEQ)は続く。

1994年1月17日 ロサンゼルス地震
2004年12月26日 スマトラ沖地震
2008年5月12日 四川大地震
2010年1月12日 ハイチ地震

まるで世界のsuper minorityにとって都合の良いように起こる大地震。

あれは、果たして本当に自然災害だったのか?
地震で、多くの生命が失われる代わりに、誰かが大きな利益を得た…

実際の国際政治は様々な思惑が混在し、あるトリガーを引くことで全てが思い通りの方向に行くわけではないのだろう。
当然、一方に大きな損害が生じれば、一方に大きな利益が発生する。
だが、本書を読んでいると誰かの思惑が「自然現象」に介在しているのではないか?という疑念すら出てくる。
もちろん、それはただの偶然にすぎないのだが…
物事の一面を集めるとこのような物語もできるのだ。

本書を購入したのは、東日本大震災の前。
なかなか読む機会がなく、本棚に眠っていた。
実際に読んだのは震災後である。
これが震災の前なら、単なるエンターテイメントとして読むことができただろう。

ジャーナリスト出身の著者の作品だけあって、国際事情の裏側をわかりやすく絡めた作りになっている。
本書一冊で「阪神淡路大震災の際の国の動き」や、「地震の規模とマグニチュード」、「郵政民営化」、「中国の人権問題」、「チベット独立運動と北京オリンピック」など様々な知見を得ることもできる。
文章も読みやすく、展開も飽きこさせない。
ハードボイルドの作風は好みの分かれるところだろうが、私にとってはややクドいかな?と感じた。
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