この作品、正直ジャンプならとっくの昔に終わっていてもおかしくない、それほどやばいです。
とにかくこの内海という主人公があまりに無個性・無成長すぎる。
少年漫画の恋愛ものの主人公ってなにかしら熱中しているものがあるんです。
同誌でいえばかつての連載作の涼風は陸上があったしいちご100%は映画の道を志す。
あだち充はいわずもがな、です。
少年漫画という土俵で描く以上必要な要素だと思います。
この作品もご多分に漏れず初期は先輩の気を引くため主人公も同じ部活に所属するという描写がありました。
が、残念なことにあくまで飾り程度の描かれ方しかしていない。
そして読み進めていくうちにその部活の描写も徐々にフェードアウトしていく。
新たに打ち込めるものとしてカメラがでてきましたが正直これにしたってなんだか無理やり要素付けした感が
有りすぎるしその回から現在の連載までをとおしてもフッと思い出したようにしか描かれてない。
下手すると読者でも忘れてるかもというレベルです。
「やべっ内海ってカメラマン志望だっけ忘れてたわ、来週チョロっと描いとこ」
作者が実際こういってたわけではないけど
本当にこんな感じのノリでかいているんじゃないかと思えるぐらいカメラマン活動のくだりが唐突に
出てきて一週間ごとの話の整合性がとれていません。
実際はこれに限らず色んな箇所でちぐはぐさがこの作品では目立ちます。
そして登場人物の精神的無成長っぷり。
これは内海を筆頭に他のキャラでもその傾向が見られます。
特に主人公を囲むヒロイン陣がそうです。
キャラに成長がないから話はそこ何週か前も似たようなことで悩んでたよねという悪循環。
もうループです。
意味ありげな伏線らしき描写も回収の見込みなし。
もう読者は憶えてすらいないんじゃないだろうか。
結論としていえるのは読み切りが一番面白かった、という一点に尽きます。