良い意味で、ガンダムであってガンダムでない作品だと思います。ガンダムが1シーンしか出てこないし……
1期2期は1年戦争の兵器開発を軸に加熱する戦争状況を、ジオンの技術者である主人公の視点で追って行くといった感じです。
3期は1年戦争を各話の主人公が請け負い、連邦の軍人達の視点になります。3期は中々泥臭いです。
特に1期2期はかなりのオススメで、ガンダムという作品の中で、戦争の裏方にスポットを当てたのは新しいと思いました。普通だったら有無を言わさず主人公はパイロットになるでしょうが、あくまでも兵器(自分の仕事)やそれに命を託した人々を見つめると言う視点と考えは、自分の仕事に対する誇りと責務なのだと一社会人として、多々共感してしまいました。
ガンダムという架空の物語ですが、なんとなくリアルな人間ドラマを見たような気がします。
3期の重力戦線は『死神』という、キャラクターを出してしまったが為、なんだかガンダムから突飛してしまった感があります。シリーズと言うよりも単発といった感じの作品ですので、1、2期のつもりで続けてみると微妙かな…と思いますが、各話単体としてはちゃんと出来ていると思います。
個人的には、NT能力など超常的な現象がある世界観とは言え、死神設定はファンタジー過ぎるのではないかと首をかしげました。
作品自体に特に不満はありませんが、商品としてこの時期にBD-BOXでないのが、かなり不満です。イグルーシリーズ自体単品のBDが発売されていますが、いくら何でも1話単品で全巻購入は高すぎて手が出せません。結構時間が経っている商品であるため、BD-BOXを待っていましたが……
しかし、初めてイグルーに触れる方には、このDVD-BOXは中々オススメの価格だと思います。