GメンBOXもこれで第3弾を数えました。リリースペースが思ったより順調で嬉しいことです。女性Gメンの活躍をコンセプトにした本作も、収録話はすべて見応えがあり、買って間違いないです。
速水涼子刑事最初の活躍編である「女刑事殺人第一課」は、Gメン史上屈指の完成度を誇る作品で、香港、マカオの情景描写の素晴らしさという点においても、草野刑事退場編と並ぶ傑作です。歴代の女性Gメンで一番人気と言われる吹雪杏子刑事の活躍編もかなりの割合で収録され、今回改めて見ると、後期なりのストーリーの魅力が再確認でき、同時に、吹雪刑事が何故人気が高いのか分かったような気がします。
今回の選に洩れた作品で見たかったものもかなりありますが、まぁそれはBOXが出るたびに思うことでしょう。Gメン75が、それだけレベルの高いドラマだったということです。
残念だったのは、映像特典に使用されているシーンが、すべて既発のDVD収録話からのカットのみだったことです。高久進氏の構成と藤田三保子さんのナレーションは素晴らしかっただけに、惜しいことです。
最後にひとつ。ライナーの中で、女性Gメン以外のセミレギュラーの女性陣(岡村節子巡査、水上姉妹など)についての解説が掲載されているのですが、のちに立花警部と結ばれる片桐ちぐさについては、今回詳しい紹介がされておらず、「次の機会に改めて…」とコメントされています。ということは、次はその片桐ちぐさが活躍する黒谷シリーズを中心とする怪奇・怪談特集か、と考えてしまうのは僕だけではないはずです。勝手にそう信じながら、楽しみにして待ちたいと思います。