現在パンクリバイバルしておりますが。このバンドはまさにカリフォルニアという土壌にパンクの火をつけたバンド。今から23年前のデビューアルバムではあるが、その有効性はなんらさびついていない。録音がすかすかであるのがちと残念ではるが、中身をきちんと理解すればそんなこたああちいさなことであるのがわかる。70年代後半はイーグルスのホテルカリフォルニアというのがヒットしてて幻想売ってた時期だわ。現実を直視しないエンターテイメントなイーグルスだったわけだ。でこのケネディーズはかなり政治的なバンド、つまり何を考えているのか、何に対して憎悪感を抱いているのか、にたいしてはっきりと発言した勇気あるバンド。歌詞は非常にアメリカ当局に対しては反抗的。裁判闘争やサンフランシスコ市長選挙に出馬するとか実力行使をするバンド。このバンドの独特のブラックユーモア&とっちらかってる感覚がくそまじめにならない一歩手前でぐっとおさえている、そのへんがスリリング。西海岸はパンク不毛の地だったわけで、ブラックフラッグ、サークルジャークスとともに最重要バンド。西海岸AORが表の顔なら、このバンドはアンダーグラウンドのカリスマと言える。すべてのパンクファンが歌詞を読んで聞かなくてはならない決定的な1枚。
10点中10点