チェリビダッケに思い入れがあるわけでもないが、安さにつられて買ってしまった。
聴いてみてびっくり。
この安さでこの高水準の音楽が聴けるとは!
チャイコフスキーの交響曲はどれもすばらしいし、ドビュッシーも良い。
主要な曲をあらかた聴いて、おまけみたいに入っていたバーバー(アメリカ人)の「弦楽のためのアダージョ」を何気にセット。
これが思いもかけない、とんでもない演奏で、生きる悲しみと、それゆえの美しさを表現したような圧倒的な名演である。
これを生演奏で聴いていた聴衆は、どれだけ打ちのめされたことだろうか。
演奏が終わってしばらく拍手が起きていないことからも、その感動が伝わろうというものだ。
この1曲を聴くだけでも買う価値はある。