ZEPなどと同じく後ノリのドラムスとコードを軸に「動く」大きなノリのベースが縦横に展開して、独自の音空間が完成された作品。1stではやや地味な演奏に終始していたフレイザーの歌うようなベースとは対照的に、コゾフのプレイが特に抑圧された感じがするのが残念ですが、3rd以降に顕著となる音数の少ない彼独自のプレイスタイルの片鱗が見え始めています。ただし、それが彼の意図するものかは不明ですが。
フルートをフューチャーしたダークなバラード”Mourning Sad Morning”で終わることもあって、自由奔放なコゾフのプレイが楽しめる1stや大ヒット曲”All Right Now”を含む3rdに比べると地味な印象が否めませんが、Gibson EB-3独特の音を生かしたリードベースプレイが曲にファンキーな味付けをしている”Song Of Yesterday”と“Trouble On Double Time”, コゾフのワウワウプレイと素っ頓狂なベースがボーカルを取り囲む”I'll Be Creepin'”、ロジャースの演歌のごとき節回しによるワイルドな”Woman”などライブで好んで演奏される楽曲が多く収録されており、フリーを知る上で欠かせない作品であるのは間違いありません。