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Franny and Zooey
 
 

Franny and Zooey [ペーパーバック]

J.D. Salinger
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商品の説明

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『Franny and Zooey』(邦題『フラニーとゾーイー』)は、それぞれ別に発表された「Franny」(1955年)と「Zooey」(1957年)を1つにまとめた作品である。名門女子大で演劇や詩を学ぶグラース家の末娘フラニーは、過剰な自意識にさいなまれ、エゴの蔓延する世の中に吐き気をもよおし、デートの最中に失神する。心身のバランスをくずした彼女は、「ひたすら祈れば悟りが開ける」と説く「巡礼の道」という本に救いを見出そうと、自宅のソファーの上で子どものように丸くなって祈りの生活に入る。当然、家族にしてみれば、睡眠も食事もろくにとらない彼女が心配でたまらない。兄ゾーイーの懸命の説得もむなしく、フラニーの心はかたく閉ざされたまま。あげくの果てには、亡くなった長兄シーモアと話がしたいと言いだす始末。

そんな妹のために、兄の啓示を受けるべく、ゾーイーは久しぶりに兄の部屋に足を運ぶ。戻ってきた彼は理路整然とフラニーの過ちを指摘していく。「目の前で行われている宗教的な行為(母親はなんとかチキンスープを食べさせようとしている)に気づきもしない人間が、信仰の旅に出て何の意味があるのか」など、ゾーイーの口を借りて伝えられるシーモアの言葉にフラニーは…。

服装や言動の緻密な描写が暗示する登場人物たちの内面、すれ違っていく男女の心、フラニーが神経衰弱に陥っていくまでの心の動き、妹を救うためのゾーイーの奮闘、そして、死してなお絶大な影響力を持つシーモアの思想など、読みどころの多い作品。(小川朋子) --このテキストは、 マスマーケット 版に関連付けられています。

内容説明

The author writes: FRANNY came out in The New Yorker in 1955, and was swiftly followed, in 1957 by ZOOEY. Both stories are early, critical entries in a narrative series I'm doing about a family of settlers in twentieth-century New York, the Glasses. It is a long-term project, patently an ambiguous one, and there is a real-enough danger, I suppose that sooner or later I'll bog down, perhaps disappear entirely, in my own methods, locutions, and mannerisms. On the whole, though, I'm very hopeful. I love working on these Glass stories, I've been waiting for them most of my life, and I think I have fairly decent, monomaniacal plans to finish them with due care and all-available skill.

登録情報

  • ペーパーバック: 208ページ
  • 出版社: Back Bay Books (2001/1/30)
  • 言語 英語, 英語, 英語
  • ISBN-10: 0316769029
  • ISBN-13: 978-0316769020
  • 発売日: 2001/1/30
  • 商品の寸法: 13.3 x 1.3 x 20.3 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (38件のカスタマーレビュー)
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16 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 影響を受けた本, 2005/3/7
自分が今していることがいったい何のためにやってるのか、
そういうことを考えて嫌になったときにこの本に出会いました。
ゾーイーやシーモアの言っていることの意味は今も半分すら理解できていないような気もするけど
それでも自分の行き方に影響を与えた本だと思う
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62 人中、51人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 救いのようなもの☆, 2006/5/25
ぼくはこの本を、暴問の太田が推薦していたのがきっかけで手に取った。
ぼくは誰が見ても、無学な学生で、この本を読むのにも辞書を傍らに置いてないと読めなかったし

この本に書いてあることを、全て理解できたわけではないのだが
それでもこの本には感動した。

読み終わって、本気になって何かをすることの正当性というか、それを保護するお守りをもらった気がした。

だからこの本は、そのまんま、周りの環境に不満がある人に最も読んでほしいです。

(ただし、ぼくの解釈が正しい保障はない)
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76 人中、62人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 幸せになれる, 2007/2/28
グラース家のフラニー(末っ子)とゾーイ(下から2番目)の話。

例えばAさんがいて、Aさんは読者モデルでたまに雑誌に出たりするのを、自慢に思ってます。そのまま自慢するんならかわいいもんだけど、ぜんぜん自慢に思ってない振りをしてるのね。「こんなこと別に普通のこと」って装うことで、二重にかっこつけるわけ。

Aさんが、近くにいたときどう反応します?

1.Aさんの策略にまんまとはまり、「Aさんかっこいいわぁ」と素直に感心する。

2.Aさんの偽装を敏感に嗅ぎ取り、「あほか、こいつ」と軽蔑し不快感を感じる。

3.Aさんに不快感を感じる自分に対し、不快感を感じるという、無限地獄に陥る。

Aさんはいっぱいいて、下手すると周囲の人みんなにそれを感じちゃうかもしれない。

全員をそんな風に思うとき、止められない不快感がやってきて、

でもそんな風に思う自分も、何かしらの自負心があって、

結局自分も一緒じゃん、っていうドロドロ感が襲ってきて、

同時に、周りを軽蔑してる自分の心の狭さに、自分て人間失格だと涙するかもしれない。

そんな状態のさらにひどいバージョンになったのが、フラニー。

そんなフラニーの気持ちは痛いほどわかってて、それでも、どうにかして慰めようとするのがゾーイ。

フラニーもゾーイも好き。二人とも「あと一押しで崩れちゃいます」っていうギリギリのとこにいるのに、一生懸命。すごく必死にしがみついてる。優しさを持とうとしてる。そんな風に思えた。特にゾーイは、自分がだめな人間だとヒシヒシと感じながら、もがいても無理だと感じながら、それでも もがいて もがいて もがいてる。

読後になんとなく救いが感じられ、幸せになれるような気がする本でした。
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