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Four Sonatas
 
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Four Sonatas [CD, Import, from US]

Hilary Hahn, Valentina Lisitsa CD
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,310 通常配送無料 詳細
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登録情報

  • CD (2011/10/11)
  • SPARSコード: DDD
  • ディスク枚数: 1
  • フォーマット: CD, Import, from US
  • レーベル: Deutsche Grammophon
  • 収録時間: 65 分
  • ASIN: B005DWX9YO
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 音楽 - 52,899位 (音楽のベストセラーを見る)
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1. Andante - Allegro vivace
2. Largo cantabile
3. Allegro
4. Autumn. Adagio maestoso - Allegro moderato
5. In the Barn. Presto - Allegro moderato
6. The Revival. Largo - Allegretto
7. Adagio (Verse I) - Andante (Verse II) - Allegretto (Verse III) - Adagio (Last Verse)
8. Allegro
9. Adagio (Cantabile) - Andante con spirito
10. Allegro
11. Largo - Allegro (con slugarocko)
12. Allegro

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By ニゴチュウ トップ50レビュアー
形式:CD
次々と国際的に高評価を獲得する録音をリリースしてきているアメリカのヴァイオリニスト、ヒラリー・ハーン(Hilary Hahn 1979-)がウクライナのピアニスト、ヴァレンティーナ・リシッツァ(Valentina Lisitsa 1969-)と録音したチャールズ・アイヴズ (Charles Edward Ives 1874-1954)の全4曲のヴァイオリン・ソナタ集。全4曲が1枚のCDに収録されている。中で第4番にのみ「キャンプの集いの子供の日」というタイトルが与えられている。2009年の録音。

アイヴズはアメリカの近代音楽の祖といえる人物で、民俗音楽を交えた現代的な音楽理論に則った多くの作品を書いた。その評価は近年になって高まりをみせていて、例えば、今や傑作として知られるようになったピアノ・ソナタ第2番にもアムランやエマールといった名ピアニストたちが素晴らしい録音をするようになった。このヴァイオリン・ソナタ全集もそんなアイヴズという作曲家のステイタスを上げるような素晴らしい内容だ。

ハーンの音色は乾いた感触で、抑制された慎ましやかなヴィブラートが印象的。しかし全体的な雰囲気は活発ではきはきしている。このハーンのスタイルはストレートな清清しい演奏効果をもたらしているだろう。

アイヴズのヴァイオリン・ソナタは、決して現代音楽的な響きが象徴的な作品というわけではなく、むしろ多彩でメロディアスな流れがあり、そこに様々な仕掛けが施されているという楽しい側面が特徴だろう。そのような楽曲にハーンとリシッツァのアプローチはとてもしっくりくると思う。

4曲から代表作を挙げるなら、一般に第3番が特に面白いと思う。第1楽章のアレグレット部が楽章内スケルツォの様相を示し、第2楽章はさらに多角的で音楽は様々に変容する。この楽想の移り変わりに二人が適度な変化のためのエネルギーを放散しながら進む様は非常に快活で心地よい。リシッツァのピアノもなかなか聴かせる演奏で、最初のソナタのレガートの香気などなかなか見事で美麗な響きを堪能させてくれる。

また、全曲を通じて、Largoなどの緩徐楽章の清冽な情感に満ちた表現は、この演奏の性格を特に明らかにしている箇所と言えるだろう。

いずれにしても、「アイヴズのヴァイオリン・ソナタ」という手薄感のあったレパートリーに、ヒラリー・ハーンのような気鋭のヴァイオリニストが録音を出してくれたことには、それだけでも大きな価値があるに違いない。
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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By KM
形式:CD|Amazonが確認した購入
Gregory Fulkerson violin Robert Shannon piano, Hansheinz Schneeberger violin Daniel Cholette piano, Curt Thompson violin Rodney Waters piano と聴き比べてみたが、ハーン&リシッツァの演奏が、私は断然気に入った。

米国アマゾンのカスタマーレビューに「Hahn's tone is dry and thin; her bowing is agile but inexpressive.(ハーンの音は乾いていて細い。機敏な弓使いだが、無表情)」と書いてある。私もそう思う。その音色は大音量で聴くとうるさい。また音色が美しくない。艶やかではない。そのうるさい音色の理由は「録音機器が、ヴァレンティーナ・リシッツァが弾くベーゼンドルファー・インペリアルの音を録るためにチューニングされ、ヴァイオリンのピッチに合わせられていなかったから」と私は推測していたが、実は、そうではないようだ(ちなみに、このアルバムは、ハーン自身が共同でプロデュースしている)。

ハーンのアイヴズは、彼女の前録音、ヒグドン/チャイコフスキーに比べると装飾を排した奏法だと思う。「細くて乾いた音色」は意図的だと思う。細かいヴィブラートが、かえってうるさい。そして、その細くて乾いた音が、アイヴズの狂乱の音楽に合っていると私は思う。

第3ソナタ第1楽章「第3節」Allegretto は8分の6拍子であり、ジグ風であり、スケルツォ的であり、そこにおいてすでに、ハーンとリシッツァは少し挑発的である。さらに、第3ソナタ第2楽章「Allegro」において、二人は水を得た魚のようである。それらの曲芸的演奏が彼女らの演奏の大きな魅力だ。しかし、それらは彼女らの演奏の魅力の一つにすぎない。

すなわち、ハーンとリシッツァによる「アイヴズ:ヴァイオリン・ソナタ集」の魅力はテンポが速いこと、激しいこと、快活であることだけではない。第3ソナタ第1楽章1分47秒あたりに現れる「水の戯れ」のような音形を、リシッツァは美しく弾いている。また、彼女が弾くベーゼンドルファー・インペリアルは、ピアノ・パートの低音の声部を、よく鳴らしていると思う。アイヴズのヴァイオリン・ソナタのピアノ・パートは複雑な書法で書かれているが、リシッツァはそれを余裕をもって弾いているように聞こえる。

第1ソナタ第1楽章第1小節(スコアではスタッカート)を Robert Shannon piano, Daniel Cholette piano, Rodney Waters piano がノンレガートで弾いているのに対して、リシッツァはレガート気味に弾いている。リシッツァは、アイヴズの奇妙な「声」をとても魅惑的に聞かせる。

スコアを見ながら聴いてみると、この第1ソナタ第1楽章は狂乱の音楽であると思えるが、ヒラリー・ハーンは難無く弾いている。ハーンとリシッツァはうまいと思う。ハーンが、アイヴズを研究するのに苦労したことがうかがえる。彼女が、リーフレットに「When we got our hands on the sheet music, we attempted to read through it. That effort quickly stalled. (私たちはスコアを入手して譜読みをしようと試みたが、その努力はすぐに失速した)」と述べている、その意味がよくわかる。

第1ソナタ第2楽章「Largo cantabile」のハーンの演奏は、私には第一印象にして魅力的だった。第1ソナタ第2楽章冒頭の「The Old Oaken Bucket」は、ハーンの演奏のみが私に懐かしさを感じさせる。また、彼女が第1ソナタ第2楽章のヴァイオリン・オブリガート(12小節目から、独特の旋律であり魅力的)をきちんと聞かせているのは好感を持てる(ただし終わりの方はピアノの音に押され気味)。それに対して、Gregory Fulkerson violin, Curt Thompson violin, Hansheinz Schneeberger violin のオブリガートは、ピアノの音に埋没してよく聞こえない。

カート・トンプソン、ロドニー・ウォーターズの演奏はアンサンブルが若干悪い。

Gregory Fulkerson violin はソナタ全4曲をよく歌っているし、Robert Shannon piano はピアノを丁寧に弾いており、作品を勉強するための良い素材だと思う。

Hansheinz Schneeberger violin Daniel Cholette piano の演奏は恣意的に感じる。
このレビューは参考になりましたか?
20 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By kmax トップ500レビュアー VINE™ メンバー
形式:CD|Amazonが確認した購入
ヒラリー・ハーン通算13作目は、自国の作曲家チャールズ・アイヴズ作品が俎上に載った。共演はウクライナの異才女流ピアニスト、ヴァレンティーナ・リシッツァ。ニューヨーク・ラインベックのクラブハウスにてセッション収録。全4曲12トラック、収録時間64分24秒。なお録音の日付はデータ欄に無いが、ハーン自筆のテキストによれば「2010年6月の4日間」らしい。

「遅れてきた民族楽派」アイヴズの業績については、近年の米国で再評価が進んでいるらしく、本作を聴けばその理由がなんとなく理解できる。旧き佳き時代のアメリカを五線譜にスケッチし、そこに原色の絵の具を垂らしたような作風は、昨今の(魂の拠り所を探す)米国インテリ層に受けそうである。

だがそうした異国の原風景に、ビスケットのパッケージ以上の親しみを持てない異邦人には、「バルトークがコープランドを編曲したら」「ヤナーチェクがフォスターの主題で遊んだら」こんな感じになるのでは、と聴こえてしまう。
乱暴な言い方を承知で書けば、モチーフとして扱われる原曲の調性が単純に過ぎ、現代音楽としての普遍的な魅力がいまひとつ。そこにアイヴズの特殊性がある、と思う。

こうした作曲家への無理解を前提としては、CDレビューは成立しない。にも関わらず書いてしまうのは、この音楽を奏でている二人の存在感が圧倒的だからである。
ハーンの魅力については今さら記すまでもないとして、随伴を務めるリシッツァが凄い。日本でも一部に熱心なファン(というよりマニア層)を持つピアニストで、その超絶なアプローチはハーンの随伴を務めた来日公演や、自身の公式サイトの動画でもお馴染みだ。

本作でのリシッツァの演奏はやや控えめだが、売り物の超高速打鍵などよりも実は聴きどころが多い。アイヴズの意味不明気味なフレーズを、いかにも深遠な意味があるように弾く、というより、まるで勝手な解釈で自分の世界に浸っている(ように聴こえる)。それでいてハーンとの間には見事なパートナーシップが成立している(ようにも聴こえる)のだから、これはやはりタダモノではない。

さて、収録楽曲を「受容できる人」と「そうでない人」で評価が分かれそうな本作。私のようにヒラリー・ハーンという天才に忠犬ポチ状態の人間でも「ヒトサマに推薦できるか」と問われれば即答に窮する。最後のトラックでハーンが弾くあの旋律(ネタバレ注意)についても、腰砕けになる人続出かもしれない。
日米先行リリースということで、DG公式サイトにはまだ試聴ファイルが上がっていないが、日本の販売サイトなどで内容を確認されてからのオーダーをお勧めしたい。
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