75年発表の2nd。クリアライトはシリル・ヴェルドーのソロ・プロジェクトとも言えるグループであり、同年発表の前作『クリアライト・シンフォニー』が代表作として紹介されていることが多いが、本作の方が楽曲の完成度が高く、こちらもお薦めである。同じフランスのグループとしてはゴング、マグマなどと比べると知名度が低いが、いわゆるプログレ/ジャズ・ロックとしてはこちらの方が聴きやすい。前作はアナログ時代は片面1曲ずつという使用だったが、本作は短かめの曲を7曲収録しており、クリアライトの入門用にもお薦め。「永遠に吹き続けられるシャボン玉」というタイトルのように曲間には泡の効果音が挿入されているが、独立した楽曲である。基本は前作の後半部分を継承したジャズ・ロックであるが、6.のように女性ヴォーカルを入れたエキゾティックなフォーク・ナンバーも収録されており、以外にバラエティも豊か。ゲストとして元クリムゾンのデヴィッド・クロスがヴァイオリンで参加しているのも話題の一つとなろう。
1.は彼らの代表曲だが、メランコリックなピアノの弾き語りの途中に憂いを帯びたギターが鳴り響くこの音は・・・スティーヴ・ヒレッジ率いるカーンに非常に近い。カンタベリー・ロックのファンならカーンは嫌いな人は少ないと思うが、フランスのこのグループが類似した音を出しているのは想像もつかないと思う。前作にはヒレッジを含めたゴングのメンバーも参加していたが、その影響を強く受けていると思う。アルバムのほぼ全体がヒレッジズ・ゴング的なサウンドを持っており、もうこれだけで買いと判断つくのでは?いわゆるユーロ臭さは全くなし。