アレンジ発想が泉のように湧き出る !
そんな感じでこの新作を聴いた。 実に良い。
きっと元曲を粉々に分解して再構築する際に磨き上げ、彼女のフレーバを加える !
いわゆるオーバーホールみたいな施術がなされるのだろう。
ピカピカな彼女の作品として生まれ変わって行く。
Jazz に拘りながらも束縛はされないぜ ! ってな感じ。
コンポーザーとしてはもちろん、アレンジャーとしては更に力量が発揮できるように感じる。
例えば T-5,スタンダードでスウィング系やバラード調で演奏されることが
多い名曲なんだけれど、マーチ風に仕立てて ソロ部は5拍子にアレンジしている !
実に意外性に富んで斬新な創り。
そんな訳で全10曲中、オリジナル2曲 (T-1, T-8)他の8曲はメロディーの豊かな楽曲を
吟味し選曲により 約61分の長尺ながら愉しめる。
当分、オリジナル曲が豊富なアルバムは期待しなくても良さそうな・・・。
旋律とリズム、そしてピアノだけを弾きまくる. にこだわった力作。
ベースのベン・ウイリアムス、ドラムスのケンドリック・スコット、
共にリーダーを引き立てながらも要所はしっかり押さえた演奏を披露してる。
ところで T-3,は近藤真彦の持ち歌なんだね、見事にピアノ・ジャズ曲として
蘇ってるのだけれど、80年代初頭の曲だと思う、山中さんってマッチの
ファンだったのかナ・・・! デビュー・アルバムに入ってたみゆきの
'82作『 砂の船 』といい、少女の頃に聴いていた曲なのかも、
だったら大西順子さんと限りなく同世代なんだ〜。これまた意外 !
いやっ、考え過ぎだね・・・。