Marvin Redpostシリーズの6作目
語数 7,249 YL 2.5
親友のNickの誕生パーティーの後、寝袋で寝ているMarvinの上を、
緑色の光る物体が飛んでいったような気がしました。Marvinは、空飛
ぶ誕生日ケーキだと思いますが、夢なのか現実なのかしっかりと判断
ができませんでした…。
小学3年生の男の子Marvin Redpostを主人公としたこのシリーズの
6作目は、このような現実空間から離れたような雰囲気で始まります。
誕生日パーティーの翌日、Marvinの学校に転校生がやって来ました。
シカゴからやって来たというJoe Normalという男の子ですが、どうも
浮世離れをしています。Marvinたちにとっては当たり前のことを知ら
なかったり、逆にMarvinたちが知らないことを知っていたり…。
StuartやNickは、この新入生のことを「変な奴」と言っていじめます
が、過去(2作目)にいじめられた経験のあるMarvinは、寄り添って
あげます。JoeはそんなMarvinに信頼を寄せ、家に遊びに行きました。
ところが、Marvinの両親たちは、Joeにいくつも質問を投げかけ、要領
を得ない答が多いJoeに不審感を抱きます…。そんな様子をいたたまれ
ない表情で見ていたMarvinでしたが、翌日起きてみると、一緒に寝た
はずのJoeの姿がありません!
いったいJoeはどこに?そしてJoeの出自は?
最初に導かれた不思議な雰囲気に包まれながら、「もしかしてこれは全部
夢?」と思いながら、最後まで読み切ってしまいました。
今作もLouis Sacharの力量を感じる作品です。