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内容はというと、今まで読まなかったのが悔やまれるほど。やはりベストセラーの風格あり、
といった感じだ。
細かいストーリーについては割愛するが、私が読んでいる間、そして読後も頭に浮かぶ疑問は
人間は一体何をもって幸せといえるのだろうか?ということだった。
頭の良さだけが全てではない。しかしチャーリーは知識を得ていき、成長することで確かな
喜びを得ている。将来の幸せの足がかりを見いだす。
ところが周りの人物は皆、かつての愚鈍で無知な自分のほうを愛する。
心は頭脳より大事なのか?
でもその問いさえも、考える能力を得ることが無ければ浮かぶことの無い問いで。考えること、
高度な知能を得ることでチャーリーの得たものは、計り知れない。それは悲しむべきことなのか?
純粋な心は汚れない。しかしそれは何も知らないゆえの真っ白な、無知の心である。
汚れてしまった心はしかし、色々なことを知り、様々な人の心を解することのできる心ともいえる。
物事には常に白黒はっきりつけられない側面があるが、この作品はチャーリーに感情移入しながら
とくにそのことを強く感じる。
自分がもしチャーリーだったら、ふたつの心から選ぶことができるなら、自分はどちらを選ぶのか。
人の心の純粋さ、傲慢さ、強さ、弱さを見事に描いた作品だ。
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