Steve Dubinとの共同制作。クレジットを見ると彼の音楽を特徴づける1面である、”打ち込み”、”ボーカルフュージョン”の記述がほとんどない。曲によっては他のキーボーディストによる演奏まで入っている。聴くと、爽やかな夏、というよりは、セミの声がガンガン響き、何もやる事がなく、ぐでッとしている”夏”、という雰囲気にも感じる。タイトルの意味は、辞書を引くと、”(レコードの)B面、裏面、逆、反対、反対の面、裏、対照的な面”ですって。昨年、グループ名義で出したShade Of Soulが、Worth Waiting For路線をつきつめた方向性だとすると、今作の路線はまさにタイトル通りといった所でしょうか。いつも通りのアコピやローズ、ウーリッツァといったビンテージキーボードをセンスよく操る手腕に加え、目玉のゲストプレイヤー登場。チェロのVictor Lawrenceです。ストリングス、という使い方ではなく、曲を形作る必要性上、必要だから鳴っている、という、曲との融合はバッチリかつ斬新で、アレンジ大魔王の面目躍如ですね。
後、是非言っておきたい事があります。このアルバム、音がイイ!!よくスティリー・ダンのAjaやGaucho等をサウンドチェックに使う、という方がいらっしゃいますが、今迄たくさんアルバム聴いてきましたが、他のミュージシャンの作品と併せても、自分の中ではコレに勝るアルバムはありません。オーディオの類を新調なされる機会があれば、是非サウンドチェック用に持っていって下さい。
また、このアルバムには姉妹アルバムとして、David Lanzの"
Good Life(2004)"があります。こちらも是非。