Web用画像の作成にすぐれたアプリケーションとして知られるFireworksだが、解説書の数はじつはそれほど多くない。しかもその解説書の多くが、サイト制作の流れのなかでFireworksを活用していくといった内容で、他のアプリケーションの解説も含んだものだった。Fireworks単体で、画像作成に特化した内容を扱う書は、これまでに類をみない。
本書では、Webページ上で使われるパーツの制作方法や、写真の加工方法などが解説されている。DreamweaverやFlashを利用したものもあるが、ほとんどはFireworksの機能だけを使って作るものである。金属のような質感のロゴや、木目のテクスチャ、半透明のゼリーのようなボタンなど、他のグラフィックソフトの解説本ではよく見かけるパーツを、Fireworksだけで実現していく。
解説は非常に見やすくわかりやすいので、初心者でも本を見ながら同じものを制作することができるだろう。また、解説した素材をアレンジしたものも多く紹介されているので、余裕が出たらチャレンジしてみるのもよい。
これまであまり注目されていなかったFireworksの描画機能だが、工夫しだいで質の高いグラフィックを作ることも可能である。「Fireworksもここまでできる」ということがわかる貴重な1冊である。(上野祥子)
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初心者が繰り返しにより覚えていくべき所を、既存データを使うことで説明が単純になってしまっており、
初めて取り組む人がこれ一冊で学習するには不十分だと思います。
ロゴのほかにも、テクスチャやボタンのアイデアや、ビットマップや写真の加工技術もあります。さらに、メニューを作ったり、ロールオーバーによるグラフィックスの切り替え、あるいはFlashとの連携など、Fireworksのいろんな応用がわかります。ちなみに、項目ごとに難しさのレベルが「Easy」とか「nomal」などと5段階で示されているので、簡単なものから利用するといいかもです。
Fireworksの一般的な解説本ではなく、あくまでもアイデア集ということで、時間のないデザイナーにとってはぴったりですね。掲載されているアイデアも「奇をてらいすぎて実際には使えない」ということもなく、比較的こなれたものばかりですから、その点もいい感じです。欲を言えば、もうちょっと作例が多いとよかったかも。でもまあ、私には十分でしたが(^^)。
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