2002年にアメリカFOXネットワークで放映されたSFドラマです。
2005年には映画版として”Serenity”がアメリカでは公開されました。
シーズンの途中で打切られたテレビドラマの「失敗作」が映画化されたのも不思議な話ですが、DVDの売上げこそが「成功」の新基準になる時代の到来を象徴するのがこの作品なのであります。
2003年の12月に出たこのDVD、発売から2年半近くの時間が経っているというのに今日(2006年4月22日)の時点でアマゾンUSAのDVDセールスランキングではなんと9位につけております。
しかし驚くのはむしろユーザーコメントの量と内容でしょうか。コメント数は既に2500に迫っておりますし、平均評価は一度として5つ星から落ちたことがありません。
何となく「カルト作」扱いされそうですが、いやはや、これがめちゃくちゃにおもしろい!
キーワードとしては「SFと西部劇」で間違いないのでしょうが中味は予想を遥かに超える世界観を構築しており、熱狂的ファンを生んだ「バフィー・恋する十字架」やその兄弟編「エンジェル」を生んだ才人、ジョス・ウィードンらしく伏線や謎がてんこ盛りでハマります。
しかしこのドラマの最大の魅力は実は「SF」や「ウェスタン」の要素にあるのではなく、9人の登場人物によるアンサンブルドラマである点にあります。この9人のコンビネーションと相性はとてもこれが最初のシーズンとは思えないほど魅力的なのであります。
それぞれのキャラクターを最大限に生かすための脚本は実にバラエティに富んでいて、西部劇、SF、ホラー、サスペンスからラブコメまでなんでもござれであります。
最後の第14話を見終わったら「何で続きが無いのだ〜?」と哀しくなること必至。
一応、映画版の公開でストーリー的には一段落したとは言えるのですが、このDVDの売上げを見ているとまだまだ「これから先」がありそうですね。
ファンとしては是非お願いしたいものです。