そのポイントは「非常事態に備えてお金を備蓄しておく必要がある」というもの。著者はテロ事件後、4日間閉鎖された証券市場に着目し、もしそれがさらに長引いたなら配当金で生活する人はどうなるか、またもし銀行が閉鎖されたら金利生活者はどうなるかと問いかけ、災害、失業、テロ、金融パニックに備えてすぐ手元に置ける「流動性の高いお金」を蓄えるべきだと説いている。たとえば、住宅ローンなら頭金を小額にして長期ローンを組み、毎月の返済を軽くして蓄えに回すといった方法などだ。
こうして著者はテロ事件があらわにした危機を検証しつつ、職場での危機管理や生命保険のかけ方、相続計画、投資戦略などを論じていく。リスクの考え方など、発想の転換を迫る内容はじつに刺激的である。湾岸戦争勃発などの危機でも1年後の株式市場は高い水準にあったことを示し、テロ事件で感情的になって投資を引き上げようとする人に冷静さや長期投資の大切さを説くあたり、説得力も感じられる。
アメリカとの貯蓄意識や制度の違いに違和感も残るが、日本の読者向けの書き換えである程度カバーできている。とくにペイオフや401k年金への対処法のコラムは必見である。自分の手で財産を守る時代の到来が痛感できる1冊である。(棚上 勉) --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。
本書は、この“危機”を目の当たりにした著者が平時とは異なる「お金の危機管理」について論じて全米ベストセラーとなった本である。個人資産の防衛、危機における投資戦略、レイオフ・倒産時の金融マネジメント等、私たちの新たな懸案について、日本の実情にあわせて改訂している。
今後、日本でもテロの可能性は否定できない。地震等の自然災害、ペイオフ解禁にともなう金融機能の混乱、大恐慌の可能性も十分考えられる。そのような危機に私たちはいかに立ち向かうべきなのか?
全米ナンバーワンのファイナンシャル・プランナーが、リスク管理先進国アメリカに学ぶセキュリティと運用の技術を緊急提言。今後、日本でも起りうる“危機”に備えよ!
--このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。
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Edelmans book helped me to recoup those losses and get back on track. I have since added "The Truth About Money" and "Ordinary People Extraordinary Wealth." I also recommend "The Road to Wealth" and "The Laws of Money" by Suze Orman, another credible financial author.