当方も購入にあたりコチラの商品をネット等で調べた所、微妙な意見も多く散見いたしました。
そんな中で一つの例としてレビューを載せさせていただきます。
使用環境はiPod touch(第四世代)+FiiO L3+FiiO E5+ゼンハイザーMX90SV
以上の環境で主にジャズ(マイルス=デイビス)を聞いていますが、結果としてかなり良好になります。
使用前はMX90SVのどちらかと言えばフラットで内にこもる傾向の鳴り方をしても、iPodの神経質な高音域でのトランペットが
耳に痛かったのですが、以上の様に使用した所、音がマイルドになり非常に聞き易い音に変わりました。低音域も強調され耳に
届く音の数も確実に増えます。
曲目的には特に『SOMDAY MY WILL COME』で顕著で、冒頭でマイルスがトランペットで奏でる『いつか王子様が』のフレーズは、
iPodを通すとどんなヘッドホンで聞いても神経質な耳に痛い音になってしまうのですが、その様な神経質な音域がスポイルされて
いくらか聞き易くなり、同時に中低音域の強調によりケリーのピアノもかなり前に出てきます。
ただしこれはあくまで互いの相性が上手い具合にかみ合った結果の様で、友人のローランドRH-200で非常にバランスの取れていた
音質を、容易に崩壊させ聞けない代物にしていました。
傾向として神経質な高音(女性ヴォーカルのサ行等)をこもらせると同時に、低音域を気持ち強めに持ち上げるといった特性が有るようで、
神経質な高音をスポイルし、弱々しい低音を誇張するといった使い方ならば導入の意味合いは強いと思います。良い言い方をすると温か味
の有る音にする・・・のかと。
この方向性はヘッドホンや、カナル式のイヤホン、ソニー製やケンウッド製のプレイヤーなど昨今主流の献体とは、恐らく相性が
悪いのではと思います。一歩間違うと容易にバランスを崩す恐れが有るのではと推察します。
対してインナーイヤーの低音域の弱さに対しては強めの低音誇張が生き、iPodのデフォルトでの高音域の神経質さ(恐らくそうする
事で解像度を擬似的に高く見せている?のかと)を音をこもらせるという本来ならばマイナスとなるファクターが上手くかみ合うのかと。
どちらにしろよくも悪くもクセの強い商品に変わりは無いようで・・・全てに有効とはとても言いがたいですが、上記において少しでも
期待値が有る方ならば、導入検討は価値が有るかも・・・と思います。