原作の内容は全く知りませんので、アニメ作品としてのみの評価です。
聖杯を巡る7人の魔術師(マスター)と各々の使い魔(サーヴァント)の戦いを描いたバトルアニメ。今巻には16話から18話が収録されています。
と言う切り出し文句でレビューを綴ってきましたが、さすがに原作を知らずに見続けることが少々辛くなってきました。この作品は「アニメ作品」として楽しんでみようと、あえて原作に関する情報を一切遮断してここまで視聴してきているのですが、残念ながらここまでのところ強く惹かれる部分が感じられない、通り一遍の作品と言う印象になっています。
間もなくストーリーも終盤に差し掛かり、聖杯戦争の結末等も描かねばならない関係からでしょうか。今まで伏せられていたいくつかの設定やキーワード、キャラクター達の配置や人間関係と言ったものがかなり明確な形で語られ始めている巻です。今まで見えなかった部分がかなり見えてきましたが、その事が逆に、底の浅さを露呈してしまっていると言う印象なのです。
セイバーと士郎、凛と桜、キャスターと宗一郎、といった絡みも上辺だけをなぞっているとしか感じられないし、バトルシーンでは魔力の描写がどうにも軽い、もう少し深い設定がなされているのだろうとは思いますが、少なくともアニメからだけではそれを感じ取ることが出来ません。結局原作の設定を表しきれていないのでしょう。
絵的、シナリオ的には決して駄作とは思いません。ただし肝腎のバトルシーンがショボイ(特に竜牙兵のシーンは酷い)のが残念。もう少しこだわりのあるバトルシーンを期待していたのですけどね。日常シーンの意味もかなり不明。と言うより明らかにスベっていると感じられます。
結論として、小奇麗にまとまってはいるものの、心には響かない作品と言うのがここまでアニメ版のみを見てきた率直な感想です。ただ、ここまで来た以上、最後まで「アニメ」として視聴します。