原作の内容は全く知りませんので、アニメ作品としてのみの評価です。
聖杯を巡る7人の魔術師と各々のサーヴァントの戦いを描いたバトルアニメ。今巻には7話から9話が収録されています。
前巻に収録されている第5話以降、今巻収録の第8話に至るまで(放送にすれば約一ヶ月間ですね)、サーヴァントの戦うシーンが全く描かれていません。最初見始めた時にはバトルモノだろうなと思えたのですが、どうも複数のヒロインによって繰り広げられるラブコメ要素の方がメインじゃないのかって気すらしてきますね。
セイバーに続き凛も主人公宅に下宿、その凛と桜のさやあて要素もありそうだし、妹キャラやお姉さんキャラも常備、ヘタレな女ったらしライバルや美形の敵役が登場するなど、なんか当初に抱いていたイメージと随分違ってきている印象です。
ただ、その割には桜やイリヤの描写が薄すぎるし、飛ばしている凛に対してセイバーのキャラがイマイチ掴み辛い、かと思うと第9話ではバトル全開でコメディ要素がほとんどないなど、萌えアニメ路線って訳でもなさそうだし、どうも作品の狙いがどこにあるのか判然としない展開になっています。世界観や魔術の定義なども、原作を知らない身には相変わらず判り辛いです。ここまでは全体に中途半端な印象を受けてしまう作品ですね。
作画面は全体的に高レベルで安定しているものの、肝腎のセイバー対アサシンのバトルシーンで少々乱れを感じました。こんな点もどうも制作サイドの力のかけ方が少し間違っているのか、それとも当方のこの作品に対する認識が間違っているのか、判断に迷うところですね。
原作はかなりのボリューム感と多彩なシナリオを持つノベルゲームだと漏れ承っていますが、アニメ化にあたっては、もう少しポイントを絞ったほうが魅力が伝わりやすかったのではないかと思いますね。