ボーカル嬢Valerie Trebeljahrを中心とし、Markus Acher(The Notwist)、Florian Zimmer (Iso68, Fred Is Dead)、Christoph Brander (Tied Tickled Trio, Console)を擁する、morr最強バンド・プロジェクト、Lali Punaの3rdアルバム。
思えば、「インディートロニカ」ブーム以前から一貫して、インディー・サウンドとエレクトロニカの融合を目指してきたこのユニット。
当然のごとく、数多のインディートロニカ・サウンドとは一線を画す、インディー・ポップ・サウンドとエレクトロニック・プロセッシングの絡み。
昨今のmorrの特色である生音志向はここでも健在だが、この電子音との融合は「融合」と言えないほど自然に同居しており、それを成し得たのはもちろん Markus Acherを中心としたメンバーたちだが、この作品が今までのエレクトロニカにない自然さを得ているのは、Valerie Trebeljahrのボーカルが各曲のリードとしてきちんと機能しているから。
The Notwist "Neon Golden"の奇跡(と言っていいか分からないが)の再来、あるいはそれ以上を予感させる快作。
エレクトロニカ市場だけでなく、もっと広いメジャーなポップ産業にも通じるポピュラリティーを得れるサウンドにただただ感嘆。