無知のまま相場を始める初心者がやらかすだろう失敗が漏れなく
ストーリー調で描かれており、今までの投資本にはない真新しさを
感じた。
初心者が「これだけやれば儲かる」といった類の本を読んで、すぐ相場に
入るということは、ゴルフのスイングだけ教えてもらって、すぐに
コースに出てタイガーウッズと戦うのと同じようなもんであり、
「無知のまま相場に入ると必ずこうなるよ!」というのがわかるので、
ぜひトレード初心者は購入することを勧める。
規律あるトレードを行うことが重要であるということが書かれているが、
なぜ規律あるトレードをすることが難しいのか?ということが心理面から
詳しく書かれていない点は物足りなさを感じた。
成功しているトレーダーは手法は多種多様なものを使っており、一人として
同じではないが、心のあり方は必ず共通している。これは必ずだ。
確率的思考に基づき、躊躇なくルールに従って、淡々とやる。これをストレスなく
実践するには今まで信念として根付いている社会では常識と思われる考え方を一変
させなければならない。これがトレードを難しくしている理由であり、多くの人が
勘違いして、聖杯(聖なるインディケーター)を探す旅に出ることにもつながる。
このあたりがもう少し描かれていると中級以上のトレーダーにも役に立つ本なのにな…
と感じたため、☆は4つにした。
ただ、初心者は「この手法で○○万円儲けた!!」みたいな駄本を何冊も買うくらいなら、
この本一冊購入して、何度も読んだ方が数百倍もためになると思うので、初心者は
ぜひ一読することをお勧めする。