日常持ち歩くカメラとしてレビュー者は近年、FinePix F11, F31fd, F100fd, F200EXRとFUJIFILM機ばかり使っています。F100fdから最大記録画素数1200万画素となりましたが、等倍画像を見て無駄に画素数が増えたように感じ、600万画素を常用しています。F200EXRで野の花のマクロ撮影中、背景にピントが合って苦労したことから、コントラストAF方式の限界を感じ、位相差AF方式の本機を入手しました。そしてF200EXRのようにピントを外すことがなくなり、素早いAF動作で快適になりました。35mm判換算24mmの広角は建物撮影も多いため、とても重宝です。
撮像素子はF200EXRの1/1.6型から1/2型と小さくなり、(正確な寸法が未公表で、この数値での仮定ですが)計算上、面積は64%ほどとなり、600万画素にこれを乗じると384万画素となります。そしてM(2816×2112画素)とS(2048×1536画素)で撮り比べて確認し、後者(キャビネサイズ2Lのプリントにも対応可能)を常用の設定としました(EXRモード:ダイナミックレンジ優先、ISO感度:AUTO(400)を常用。必要に応じて他の撮影モードと低い感度の組合せを使用)。1200万画素で撮影して撮影画像を等倍で見てストレスをためるより、「AFの強い、ズーム性能の高い、画質的に破たんのない300万画素機」と割り切って使うのが精神衛生上よいと思います。
仕様で撮影可能範囲(レンズの先端から)はマクロ(広角)約5cmからとされますが、実際は2cm程度から使え、横方向で約40mmを写し込むことができます(他にも同様の経験があり、メーカー公表の数値は安全を見たもののようです)。記録メディアは動画撮影を考慮してCLASS 4以上の選択をお勧めします。