送り込まれる「ストライク・イーグル」の高性能カスタム・ヴァンツァーを相手に、神がかった指揮力を発揮する「羊飼い」。
悪魔すら味方につけた彼の小隊は、悲劇を経験しつつも目的地へと歩みを進めていきます。
理性を失わせる戦場という舞台で「羊飼い」のカリスマに魅了され、あるいはすがっていたメンバー達が
最後の闘いを前にして各々の意志の元に「羊飼い」へ命を預ける展開、見事です。
そして迎え撃つ羊飼いの弟、新と「クイーン・オブ・マッドネス」。
力と引き換えに記憶と理性を失う直前、兄の幻影を前につぶやく言葉が
「今度は負けないよ」とは…
「楽園の果実」「英雄の十字架」等、これまでのシリーズの集大成とも言える「羊飼いの帰還」。
クライマックスに向けて突き進む、必読の一巻です。