太田垣さんの作品の中でも、この巻に収録されている『楽園の果実』は一番好きな話です。
一巻から読んで悲惨な終わり方を覚悟していたのですが、後味の良い終わり方で驚きました。
このシリーズでは戦争の悲惨さなどがリアルに描写されており、読むのが非常に辛い場面も多々あります。
心理描写なども非常に丁寧なので、それが一層殺し合いの凄惨さを際立たせています。
ただ、殺伐とした戦争の中で40歳のおっさんアカギと少女キノがお互い惹かれあってく様子も丁寧に描かれていたりと
単純に戦争の悲惨さだけを書いているだけじゃないのが凄い。
ヴァンツァーというロボ?を駆使してアカギが戦う場面も迫力がありカッコイイ。
読んでいて疲れる、でも面白くて続きが気になって読まずにはいられない。
とにかく読者を物語に引き込む力は半端無いです。
残酷でグロいと描写もあるので、駄目な方にはとことん合わないと思いますが、それでも一回は読んで欲しい作品です。