『アポロ13』に主演した"宇宙おたく"トム・ハンクスが、アポロ計画の全貌を、名著であるアンドルー・チェイキン『人類、月に立つ』を原案として全12話のテレビドラマに仕立てた感動の作品です。
12話が4枚のDVDに収められ、5枚目が特典ディスクになっています(ただ、特典映像は短いメイキング程度で、満足のいくものではないです)。
米国が、スプートニク・ショックからソ連との熾烈な宇宙競争に突入し、『ライトスタッフ』のマーキュリー計画から、月飛行の準備となるジェミニ計画、そしてアポロ計画へとステップを進め、アポロ17号で有人月面探査を終了するまでを、史実に沿って再現しています。
アポロ15号で月に立った飛行士、デイヴ・スコットをアドバイザーに迎え、NASAの協力によるリアルな機材と素晴らしい月面のセット、実際に弾道飛行で無重力状態を作るなど、これまでにない映像は、まさに映画を超えて、月面探査を「再現」しているみたいです。月面のシーンは、感動で涙が出ました。
また、飛行士の家族、月着陸船製造の技術者、ジャーナリストなど、飛行士以外の人間にも焦点を当てたエピソードも、作品に深みを与えているます。
ソ連との競争という面や、政治・経済面はさらりとしか紹介されませんが、あくまでアポロ計画の魅力に焦点を絞ったドラマとして、これはこれでいいと思います。
次に人類が宇宙を目指す日は、いつ来るのでしょうか。その時、またアポロのような感動はあるのでしょうか。