FPGAボードが付属する入門書で、これ一冊でFPGAがどんなものか知ることはできます。しかし、細かい部分のミスや無配慮が多く気になります。
・レジスタやI/Oなどが [3:0] ではなく [4:1] と記述されています。
・module のI/Oピン名が途中から変更されているものの、FPGA転送時に必要なピン配置定義ファイルの修正指示がありません。よって本のまま入力してもエラーになります。
・付属ボードの汎用I/Oコネクタの5ピン目に割り当てたFPGAピンが入力モードにしか設定できず(設計ミスです)、15bit入出力、1bit入力専用というアンバランスになっています。また回路図も急遽修正したようで、GPIO_4, GPIN_5, GPIO_6 という記載になっています。またこの記載はソースファイル中のピン指定名とも不一致です。
本書の大半がサンプルの解説に割かれ内容的も薄く、Verilogの大枠を把握するには不足します。本書程度の値段で安価なFPGAボード+FPGAプログラマ+解説書を買っておつりが来ますし、もう少しお金を出せばメーカー製の評価ボードも入手可能ですので、そちらをおすすめします。
本書の優位性は、Xilinx製FPGAツールの使い方が画像付きで紹介されいてることと、本を買ってすぐに使えるという入手性の良さにありますが、前者はネット上にもありますし、後者にしてもD-SUB25ピン全結線オス/メスケーブルが地方電気店では入手困難なことから今ひとつです。