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10 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
平屋礼賛,
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レビュー対象商品: FLAT HOUSE LIFE 米軍ハウス、文化住宅、古民家……古くて新しい「平屋暮らし」のすすめ (単行本)
著者が偏愛する米軍ハウスや文化住宅などの戸建て平屋コレクションならびに細部記録が熱く語られています。 平屋の魅力のひとつは「庭・アプローチがある」ことだそうですが 「アプローチのないものは家ではない」との言葉にはギャフンときました。 この本で目覚めてしまった場合は次の賃貸物件探しには苦労しそうです。 「経年美化」し、住んできた人々のオリジナルの工夫がほどこされた家は 唯一無二であり、どこを切っても絵になる独特の雰囲気をもちます。 アート系の住み手が多いのもむべなるかな。 一見、古くて汚いとスルーしてしまいそうなペンキのはがれや クラシックなタイルパターン、使えなくなったカランにアートを、 美を見出せるか? 私も例にもれず、著者の言う「90年代からの温故知新ブームが ミッドセンチュリーモダン・リバイバルに煽られ、 ロハスや和洋アンティークファン、ジャンクコレクターを巻き込む」 インテリアやライフスタイルのムーブメントを追っかけて この本に出会ったわけなので、それ系が好みの方にはおすすめです。 著者はイラストレーターとのことで 家の間取り紹介などのイラストも素敵ですが文章もかなりいいです。
14 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
振り切れてる,
By カミチョフ (東京都渋谷区) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: FLAT HOUSE LIFE 米軍ハウス、文化住宅、古民家……古くて新しい「平屋暮らし」のすすめ (単行本)
振り切れた本だ。文脈としてはロハス、昭和回顧主義、北欧家具系のナチュラル/シンプルライフの地位向上の延長線上にあると思うが、それをFlat Houseという枠組みに納めて再構成することで独自のスタイルを生み出していると思う。通常であれば当然のように団地や、リノベーションした田舎の庄屋の豪邸などを引っ張り出したくなるはずだ。この筆者しか持たないこだわりがあったからこそできた本なのだろう。また、賃貸の家を多く取り上げているところが、こういった本を手に取る20代中ごろから30代手前くらいの若者(特に下北沢にいそうな非ホワイトカラーのタイプ)に現実味を持たせることで、本を読む高揚感を与えているように思う。 筆者の過剰とも言える愛が伝わってくる文章の力がものすごいし、本職がイラストレーターなだけあって絵がうまい。次はどんな家が出てくるのか、と読み進めていってしまうことうけあい。 一方でアクの強い本であることにも疑いの余地はない。取材先のオーナーが水回りを改装していることに文句を言う不動産ライターはそういないだろうし、「アプローチがない家には価値がない」とか、言いたいことは分らんでもないけどそういう言い方しなくてもいいだろ、と思う。 でもこの本はそういったアクを含めて楽しむ本だし、読んでいるとFlat Houseに住むということはそういうことなんだと思えてくる。ある欠点や周りが当然にクリアしている問題をそこに内包したまま、長所を最大限に評価しあるがままの状態を受け入れ、愛でること。 涙も多いが笑いも多い人生だった、そういう生活がFlat Houseにありそうだと思わせられる。 場所は都心から遠い、駅からも歩く。でも毎日家に帰るたびに芝生と自分が育てている植栽がアプローチから迎え入れてくれる。 気密性が低いから冬はすごく寒い、でも味のでた古い木の床と漆喰の壁は新築マンションでは決して出会えない落ち着きを与えてくれる。 キッチンの設備は古いが、休日は友人を呼んで庭でバーベキューを。 ・・・完全に筆者の術中に陥ってしまったようだ。
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
見つけてよかった。買ってよかった。楽しんでます。,
By 縫妃 (アメリカ) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: FLAT HOUSE LIFE 米軍ハウス、文化住宅、古民家……古くて新しい「平屋暮らし」のすすめ (単行本)
著者と同年代ということで内容にぴったり共感。里帰りした際に入った書店で見つけ、即買いしました。私個人にとって米軍住宅というのは単なる社宅であって、過去に十数年あちこちの軍住宅に住みながら特に造りなどを意識したことがありませんでした。が、この本を見て子供の頃初めて踏み入れた米軍ハウスと、その中の匂いまでもが異国であり憧れだったことを思い出しました。そこが自分の暮らしの場になるなんて思わなかった遠い遠い昔の感覚。結婚後毎日そこで家事をし、子供を育て、仕事に出かけ、米軍ハウスはただの日常生活の場となり、子供の頃に持った感覚なんて忘れてしまっていた。 だからこの本を見た時はとっても新鮮に感じました。それぞれのお宅で住人たちが個性を出しているのが楽しくて、何度もページをめくっています。 考えたらアメリカに越してからも古い古い軍住宅がありました。ずっと使われないままとうとう3年前全部壊されてしまった1960年代の住宅にはちゃんと暖炉もついていたし、ドアノブはいい色に変色した丸い真鍮製、小さめのドア、アルミサッシでないガラピシャの木枠窓、玄関ドア前には3段だけの階段、そして全部濃い茶色の板張り(現在のはカーペットとリノリウムがほとんど)と、それは素敵だったので残念に思っていました。長方形でなく箱型の家で、照明器具もそれはかわいかったんですよ。写真撮っておけばよかったなあ。
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