著者が偏愛する米軍ハウスや文化住宅などの戸建て平屋コレクション
ならびに細部記録が熱く語られています。
平屋の魅力のひとつは「庭・アプローチがある」ことだそうですが
「アプローチのないものは家ではない」との言葉にはギャフンときました。
この本で目覚めてしまった場合は次の賃貸物件探しには苦労しそうです。
「経年美化」し、住んできた人々のオリジナルの工夫がほどこされた家は
唯一無二であり、どこを切っても絵になる独特の雰囲気をもちます。
アート系の住み手が多いのもむべなるかな。
一見、古くて汚いとスルーしてしまいそうなペンキのはがれや
クラシックなタイルパターン、使えなくなったカランにアートを、
美を見出せるか?
私も例にもれず、著者の言う「90年代からの温故知新ブームが
ミッドセンチュリーモダン・リバイバルに煽られ、
ロハスや和洋アンティークファン、ジャンクコレクターを巻き込む」
インテリアやライフスタイルのムーブメントを追っかけて
この本に出会ったわけなので、それ系が好みの方にはおすすめです。
著者はイラストレーターとのことで
家の間取り紹介などのイラストも素敵ですが文章もかなりいいです。