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最も参考になったカスタマーレビュー
4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
怪談実話十六人集,
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レビュー対象商品: FKB話 怪談実話 饗宴 (竹書房恐怖文庫) (文庫)
地下鉄で暇つぶしに読むために購入。十六人の執筆者のうち、私の知らない作家さんが七割ぐらい。できばえは玉石混淆でしたが、どれも短くて読みやすい。全体の印象は、商品として一定の水準に達しています。私見ですが、平山夢明、福澤徹三、黒史郎、円城塔など、筆力の安定した作家さんの作品が、やはりいい。冒頭の朱野帰子の美容室の話も印象に残った。紋切り型の表現が多いのはすこし気になるけど。かでなれおん嬢は、文章の素人にしては悪くない。ライターさんの手が少し入っているかも。 そして、なによりも特筆すべきは、3月11日の東日本大震災で被災した黒木あるじが、3月21日に執筆した一篇を寄せていること。おそらく、被災地を舞台に、いちばん早い時期に書かれた作品として記憶すべき小品となるだろう。まさに作家の業を感じる。 ところで、二人の書き手の作品に誤植がいくつも集中しているのは、なんでだろう。その人たちだけ、著者校がなかったんだろうか。まさか。なんだか不思議。
12 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
今後も是非続けてほしい企画,
By Yokomine (富山県富山市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: FKB話 怪談実話 饗宴 (竹書房恐怖文庫) (文庫)
全31話です。実話怪談常連の人もいれば、初めて書いたという人も集まって出来上がったのがこの本。いろんな方面から16人も参加しています。そしてFKBシリーズも6弾です。この企画は陳腐な言い方ではありますが、FKBシリーズの新しい可能性を秘めた一冊だと思いました。 個人的には今年に入ってから一番のお気に入りの怪談本です。 個人的にオススメは、 切らないで I氏の塩 ぺそぺそ 放課後心中 スマキ 約束の痕 「あいしてるよ」 吐き気 めの字小屋 車輪の家 姉の部屋 貘にあげます 金網 呼声 です。 人間の怖い話ばかり書いていた黒史郎氏は怪談も書けるのかと驚きました。特に〈放課後心中〉が気に入りました。 〈「あいしてるよ」〉は実話怪談の取材があるからこその話。 そして何より〈車輪の家〉〈姉の部屋〉が素晴らしかったです。 3月の震災に関する話も載っていますが、まだ時期が早いという声もあるかもしれません。ですが、これは載せられるべきであったと僕は思います。こういう話を読んでいると不思議なことがあっても別に不思議ではないなと思わされます。
2 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
死者が呼びかける時,
By わらしべ長者 (兵庫県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: FKB話 怪談実話 饗宴 (竹書房恐怖文庫) (文庫)
16人の作家による、饗宴。いや、恐宴。凶宴か。31話、それぞれにコワイのだけど、 牧野修、円城塔、平山夢明、福澤徹三が、オレの恐怖のツボを ぐいぐい押してくれる。 そして、黒木あるじ「呼声」 この一話を読めただけでも、この本を買った値打ちがあった。 震災から数日のうちに、こんな話が黒木あるじのもとへ、寄ってくる。 作家としての業なのだろうし、やはり使命なのではないか。 「呼び声」は忘れられない、忘れてはならない話だ。 死者は生者とともにある。 死者が生者に呼びかけるとき、そこに生まれるのは、恐怖だけではない。 生者が死者に耳を傾けるとき、生者は悲しみをすくい上げる器となる。 そう感じさせられた一話だった。
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