たまにレビューを見ていると植松伸夫氏単独で作曲してほしいかったというものを見かける。
しかし個人的には、FF10のCDを聴く限り3人で共闘して正解だったと思う。
植松氏の音楽はもちろん文句のつけようがなく素晴らしいものである。
その評価は歴代のFFから変わらず、氏の絶えまぬ努力と優れたインスピレーションの成せる業だと思う。
おそらく植松氏単独でもFF10の音楽として成功していたのは想像に難くない。
けれども3人で作曲することにより相乗効果(創作意欲など)はさらに高まったに違いない。
植松氏自身にも良い意味で刺激になり、互いの音楽に対する想いをぶつけ合えたと思う。
浜渦正志氏、沖野順也氏の両氏を加えることで、決して妥協の産物ではない新たなFFの音楽を作り上げている。
商業的にも大いに成功したFF10であるが、その背後には優れた作曲家の功績があることを忘れてはいけないだろう。
間違いなくこのCDは上質の音楽であり、聴き手を満足させ余韻を残すほどに楽しませてくれるものだと断言できる。