KEN THE 390のメジャーデビュー第1弾。
「フリースタイルの貴公子」と呼ばれるKEN THE 390にとって
メジャーで勝負するための「作品」として非常に重要な一枚となる。
そのメイン曲は1.「FANTASTIC WORLD」。
ライムスターのマミー・D(ミスター・ドランク)プロデュースの一曲は
未来的な響きの音に乗せてKEN THE 390が現代社会の光と影についてラップする。
この詩がとにかく真っ直ぐで、フローも相変わらずかっこいい。
もし、自分がメジャーデビューできるならプロデュースはミスター・ドランクで…
と個人的に妄想したこともあったので、KEN THE 390の選択は完全に納得できる。
ただ、今回に関しては4.「シューティングスター」がメインに相応しかった気がする。
ロマンクルーのアリキックがプロデュースとコーラスで参加しているこの曲は
新しいヒップホップの可能性を強く感じさせる一曲で強く心に残る。
この曲がメインの方が世間に与えるインパクトが強かったのでは…と思う。
全7曲でKEN THE 390を知っている人も知らない人も楽しめる一枚となるだろう。
悪ぶらず、売れることだけを求めず、あくまで普段通りに
ただひたすらにヒップホップに真っ直ぐ向かい合う。
その姿勢に共感できるから、KEN THE 390の今後にさらに期待してしまう。