カバーソング・アルバムということで、どこまで大橋ワールドが構築できているかが、一番気になるところだったが実に見事なアルバムだった。
たぶん、全8曲中、知らない曲が多いことと思うが、それでも、「2:traveling、3:贈る言葉」の2曲は間違いなく誰でも知っている曲だろう。
特に「3:贈る言葉」は見事な出来で、海援隊のオリジナルとはまた違った、静寂と優しさがあふれる感動的なカバーになっている。
最後の「8:突然の贈り物(大貫妙子)」でしっとりと終わるのも実に味わい深い。大橋トリオ本人の普段話す声はどちらかといえば低音でシブイ声なのだが、歌い出すと「個性を抑えた」「空気に溶け込むような声」に変わるのも、このアルバムにとって大きな魅力の一つとなっているように思える。
至福の40分間をぜひ楽しんで下さい・・・。