内容紹介
語り継ぐべき孤高の存在── アイルトン・セナ 創刊以来、20年間で誕生したワールドチャンピオンは全部で11人。引退したチャンピオンたちは、太くなったウエストを気にしながら笑顔でサーキットを訪れている。一方で、現役チャンピオンたちはさらなる栄冠を求めてコース上で凌ぎを削る。いま11人の中でただひとりその声を聞くことができないドライバーがいる。煌めくような速度で駆け抜け常にわれわれの関心の中心にいた偉大な存在だ。彼の残した言葉から孤高の王者のレース哲学、そして彼が全霊を捧げたF1グランプリを知る パイオニア3人が語るF1「これまで」と「これから」 80年代後半から90年代にかけてF1グランプリは加速度的に広く日本に浸透していった。その陰においてニッポン人ドライバーが果たした役割はとても大きい。87年にフル参戦を開始した中嶋悟を先頭に、鈴木亜久里が日本人初の表彰台をもたらし、片山右京もまだ見ぬ未踏峰に果敢に挑んでいった。日本にとってのF1が20年間でどう変化し現在に至り、未来に繋がっていくのか ──当時を知る3人はいま、何を感じているのだろう 10人の世界王者による、チャンピオンになるということ 日本でF1人気が沸騰する1990年から、20年の間に誕生したチャンピオンは11人。世界一の意味、頂点に立つまでに何があったのか、そして、ただひとりもう話を聞くことができないセナについて──この10人にしか語れない言葉を聞こう F1速報表紙20年史 1990年の創刊から20周年を迎えたF1速報。アイルトン・セナから小林可夢偉まで、多くのドライバーが、マシンが飾った。300を超えるGP速報号の表紙を総覧する 1990-2010 F1メカニカル・ヒストリー 優れたドライバーと秀でたマシンが出会った時、それは伝説となり、将来に語り継がれる。そう、マシンはF1世界選手権のもうひとつの主役。最先端技術の限りを尽くして生み出された作品には技術者たちの熱い魂が込められている…… “セナ足”を支えた男 ──ある日本人技術者の挑戦── ホンダ・白井裕氏が語るマクラーレンMP4/5B開発秘話 『F1速報』が初めて伝えた“チャンピオン決定”は、マクラーレンMP4/5Bを駆ったアイルトン・セナによって達成されたものだった。1990年。その白と赤に彩られたマシンには、日本製のエンジンが搭載されていた。そう、ホンダRA100E。V型10気筒、3498ccのエンジンである。この開発の先頭に立ったのが、白井裕氏。すでに白井氏は本田技研工業を退社され、現在はJRP(日本レースプロモーション)社長を務められているが、ホンダ在籍最終日の前日、思い出のMP4/5Bを前に当時の想い、苦労などを、赤裸々に語ってくれた…… バーニーからF 1速報読者へのメッセージ 「セナを失った時、 日本のファンはとどまってくれた」 F1速報が創刊2