まず、外箱のサイズが思ったより小さいです。
(縦横はレベル1/48F-15Eより僅かに小さく、 高さはほぼ同じぐらい)
アイマスシリーズとして箱サイズを統一したかったのでしょうか・・
機体上面・下面のパーツに対して箱サイズがギリギリです。
このためか、機体上面・下面のパーツ翼端や機首部分が傷んでいることがあります。
(2個買ったうち、1つは機首ランナーが外れて部品のプラまで抉られていました)
今後発売される米空軍仕様では、ぜひとも箱やパッケージングの方法を
改善してほしいです。
物議を醸す機体上面の外鈑モールドの凹凸は・・・ これで正しいんでしょうか?
実機の色んな写真を見るにつけ、
「外鈑に後付けの板を貼り付けたような凹凸はあるけど、極々薄いもの」
というのが実機の印象です。
この製品の凹凸は、ややオーバースケールに思えます。
(他社の後出しエッチング貼りも、やり過ぎだと思います)
ただし一通り仮組みしてみるとキットの印象が変わります。機体表面の処理も
意外とこれで良い感じ。
なによりプロポーションが良く、実機の近未来的イメージを良く再現していると
思います。
既存のキットの中で、なかなか良い雰囲気を持ったイタレリラプターよりも
さらに格好良いです。
(アカデミーは機首部分などの造形がダルく、明らかに形状が間違っています)
全体的なパッケージ内の様子を見るに、かなりの気合いを感じるキットです。
垂直尾翼やフラップの合わせなどは良好です。エアインテークダクトは、
エンジン直前まできちんと再現されていて、ゲート痕などをきれいに処理すれば
カチリと組めます。ダクト内部は塗装することをおすすめします。
ただ、ダクト入口のギザギザ模様はデカールだけでは足りないです。
部品にモールドは有るので気になる方は黒で塗装しましょう。
コクピット内部は、ACESII射出座席もF-22用になっており、サイドスティックや
スロットルレバーなど、かなり突っ込んだ再現がなされていて満足感が高いです。
実機でも足が入る場所がかなり狭いため、パイロットフィギュアを組み込む場合は
太股、脛や膝の周囲を細くする必要があります。
計器盤のディスプレイは、デカールがありますけど、実機の画面(CRTかLCDか
不明ですけど)の輝度なんてデカールのようにハッキリ見えすぎることもない
でしょうし、ツヤ有りの黒+クリアーブルー+クリアークリーンで
テラテラに塗っておいたほうが実感が高いかと思います。
エンジン排気口の胴体内部パーツは上下分割ですが、胴体に組み込む前に
貼り合わせ部分をパテ埋めしてから塗装することをお勧めします。
完成後、ノズルを覗くと意外とよく見えるはずです。
主脚・機首脚ともに部品が細かく、辛抱の組立が続きます。
武器庫も展開する場合はかなりきちんと塗っておく必要があります。
塗装しない方ならともかく、成型色がかなりキツイので、部品のウラまで
塗りまくって成型色が透けて見えるのを防ぎましょう。
胴体上下張り合わせの時、胴体内部の補強兼ガイドのハメ合わせに
手こずります。大きなプラパーツ同士のハメ合わせは、どうやっても
難しいものでしょうか。何も考えずに接着できるイタレリラプターが
簡単かと思います。
(そのかわり、きちんと組んだハセガワラプターなら
胴体中央部分のカッチリ感が得られます)
キャノピー部品が窓枠一体成形の透明部品です。これはありがたい!
ようやくまともなキャノピーが入手できました。
内側フレームもきちんと部品があって素晴らしい。
(イタレリ・アカデミーは窓枠が別部品で透明部品との接着面処理に困ります)
デカールはシルク印刷で、台紙サイズは箱と同一・・・2枚!!
凄いサイズですね。デカールがここまで大きいモデルキットは、航空機でも
あまり見たことがないように思います。
確かに2枚入っていないと機体上面、下面それぞれの絵柄がカバーできないですよね。
水転写デカールは貼るのが大変ですけど、焦らず、ゆっくりと進めればいいと
思います。レースカーなどを組んでみて、大判デカール貼りに慣れていくのが
お勧めです。
数多く散りばめられた星のデカールなどは、複数がつながっているデカールです。
これが必ずしも貼りやすいかどうか、未だ貼っていないので不明ですが、
できればデカールの余白部分は切り去っておくのが無難です。
(乾燥後のクリアーコートをしても、余白のところはヒビ割れや剥がれが起きやすいです)
機体表面のモールドが気になるところですが、あまり気になる場合はヤスって
一皮むけば良いだけですし、内容的には十二分に買い!の逸品だと思います。